ストレスと不妊の研究

不妊治療の歴史はまだまだ浅くここ30~40年のことです。

その中でもストレスとの関係についての研究はされてきませんでした。

最近でこそ、いろんな研究がされるようになりました。






【東海大学の研究から】

重度の不妊症の女性同士が悩みをグループで話し合う心理療法で妊娠率が上がったことが東海大の研究で分かった。


心理療法後1年間の追跡調査で、療法を受けた37人は14人が妊娠したが、

受けなかった37人は5人にとどまった。

グループでの心理療法の有効性が確認されたのは国内で初めて。同大が13日、東京都内で開かれた日本産科婦人科学会で発表した。



対象は東海大病院で、6カ月以上不妊治療を受けている女性74人。

不妊治療を始めてからの期間は平均約6年間だった。

半数の37人を約10人のグループに分け、週1回90分間の会合を5週間開いた。

会合では、悩みを語り合ったり、受精卵が着床するイメージを思い浮かべたりした。

残りの37人にはこうした心理療法は施さなかった。

通常の不妊治療は全員、継続した。



また、不妊や流産との関連が指摘されている白血球の一種、NK(ナチュラル・キラー)細胞の活性も調べた。

NK細胞の活性は基準値(18~40%)より、不妊女性では高いことが指摘されている。

心理療法グループは療法前は平均47・7%だったが、療法後同34・1%に減少。

受けなかった人も同じ時期に測定したが平均46・5%で、高いままほぼ変わらなかった。



同大の松林秀彦講師は「同じ悩みを持った女性同士が集まり心の支えになった。

不妊症の原因には心理的な要素が占める割合が大きい」と話している。