ユーカリ・レモン:Lemon Eucalyptus
学名:Eucalyptus citriodora
【概要】
虫除けを赤ちゃんに塗ってもよいものかどうか悩むところです。
国民生活センターのHP「虫よけ剤ー子供への使用について」にというページがありました。
「虫よけ剤」には忌避成分であるディートという成分が含まれているそうです。
商品によってはディートの濃度が高いものまあるようですが、成分表示はされていません。
ディーとは蚊などの触角に作用する虫除け剤としてアメリカで開発されました。
毒性は低いとされていましたが、アメリカやカナダでは安全性に対する再評価がなされています。
CDCのHPで調べると
DEETのページがあります。
ディートは急激に一定量を経口摂取したり、慢性的に皮膚使用すると血圧低下、痙攣、発疹などの症状がでます。諸外国では30%を超える商品も販売されているために事故例が報告されています。
アメリカの小児科学会はディート濃度10%以下のものを使用するように推奨しており、
カナダでは6ヶ月以下の子供には使用しないように指導しています。そして6?12ヶ月の子供の顔、手には塗布しないよう指導しています。
そこで米国厚生省疾病管理・予防センター(CDC)はディートに代わる安全で効果的な虫除けとしてユーカリ・レモンを使用することを薦めています。
【一般的な使用】
虫除け、関節炎や関節痛、筋肉痛(平滑筋の鎮痙剤)
【安全性】
短期間使用するのはたぶん安全であろう
ユーカリレモンの精油は30?70%濃度で、短期間の使用なら安全である。
アメリカのEPA(Envioronmental Protection Agency)は人への使用が安全な虫除けだと承認しています。
CDC(The Centers for Disease Control)もユーカリ・レモンの精油は虫除けに含まれる低濃度のDEETに代わる安全で効果的な殺虫剤
だと認めています。DEETを使いたくない人にユーカリ・レモンの精油を用いることを推奨しています。
妊娠中と授乳中は十分な信頼できる情報がないので使用しないこと
【効果】
蚊よけには効果あり
40?70%のユーカリ・レモンオイルは20?40%のDEETに相当する効果がある
40%のものが75%のものより効果が高いというわけではない。
30%ユーカリ・レモンオイルは15%のDEETに相当する
しかしDEETのほうが効果が持続する時間は長い
30、40、50%のユーカリレモンオイルは1?5時間、97?100%の防虫効果あり
20?25%のDEETは5?6時間、100%の防虫効果がある
一方15%のDEETは4時間80%の効果しかないという研究もある
ダニには何とか効果があり
アメリカには30%濃度のユーカリ・レモンの抽出物が市販されているらしく、1日に3回使用すると明らかにダニが付着する数が減少する
【作用】
ユーカリ・レモンオイルの、蚊が嫌う有効成分はp-menthane-3,8-diol(PMD)による
in vitroでは抗真菌作用もある
【副作用】
たまにユーカリ・レモンオイルに過敏な人があり皮膚に反応を起こすことがある
ハーブ、サプリメントとの競合 なし
薬剤との競合 なし
食品との競合 なし
検査データーへの影響はなし
病気や他の状態との競合もない
【推奨量】
蚊に刺されるのを防ぐには30?75%のユーカリレモンーオイルを使用
ダニを防ぐにはアメリカでは10?30%濃度の商品が市販されており、これを日に2回使用する
使用後は手をよく洗うように注意している
投稿者: Dr.Michiko-Daimon|投稿日:2005年07月03日 |パーマリンク |コメント (0) |トラックバック (2)
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