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2005年06月11日

脳卒中後の骨折予防に葉酸とビタミンB12

日々の生活に注意して脳卒中になることを防ぐのが一番大切です。
しかし、不幸にして脳卒中を起こした場合には、骨折を防ぐということは、本人のQOLを高めるためにも、介護の負担を減らすという意味でも、とても重要なことです。

小脳出血の既往のある患者様がいっていました。、やはり運動機能が犯されるのか、
「よくこけるし、少しの段差でもとっとっとっと、止まらなくなったり、体が回転したりすることがあります」

骨折しやすくなることがよくわかります。
もし家族が脳卒中を起こすようなことがあれば、このようなこともしっかり覚えておいて役立てようと思いました。


◆JAMA(2005; 293: 1082-1088)より

見立病院(福岡県田川市)の佐藤能啓氏らは,脳卒中後に葉酸およびビタミンB12を摂取した患者はプラセボ群と比べて大腿骨頸部骨折のリスクが減少するとJAMA(2005; 293: 1082-1088)に発表した。

脳卒中患者は大腿骨頚部骨折が健康な人に比べて2?4倍高くなります。
これは、脳卒中患者の血漿ホモシステイン値が高いことが骨粗鬆症の原因となり、転倒しやすいために骨折を起こしやすいと考えられます。

脳卒中患者628例を対象に葉酸  5mg と ビタミンB12 1,500μgを摂取する群(314例)とプラセボを摂取する群(314例)に分け,大腿骨頸部骨折の発生を検討しています。559例が 2 年間のフォローアップをうけた結果です。

骨折を起こした人は、葉酸とビタミンB12投与群ではたった6例でしたが、プラセボ群は27例でした。

また血中ホモシステイン値は投与群は38%減少、プラセボ群は31%増加していたそうです。

投稿者: Dr.Michiko-Daimon|投稿日:2005年06月11日 |パーマリンクコメント (0)トラックバック (0)

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