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2005年03月10日

■男性更年期障害:アロマセラピー診療日誌No50■

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    〃~~ ヾ
    ノ )_))_)  ~産婦人科医がお届けする
   (( ))u (u         アロマセラピー診療日誌~             
    ( ノ ー丿
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    / `ー ノ、"彡 第50号  2005年2月22日 発行
   |   (  ッミ  
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 こんばんは
 花粉情報によると、今週末には花粉が大量に悲惨するらしい。
 花粉症の方は気をつけましょう。

 今週は男性更年期障害について調べてみました。
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  目  次
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  診療日誌:男性更年期障害とは
       男性更年期障害の診断と治療       
       男性更年期障害のアロマセラピー
  編集後記
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 男性更年期障害:PADAM
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 この間、ある方からご相談を受けました。
 ご主人が更年期障害なのではないかと心配しています。
 
 そこで、これは泌尿器科の病気だとは思いつつも調べて見ました。

 更年期といえば女性特有のものと思われていましたが、男性にも
 加齢による男性ホルモン分泌低下による更年期障害にあたる時期
 があると考えられています。

 「頭が重い」
 「肩や背中が、ひどくこる」
 「会社に行く気がおきない」など、

 これまで「なまけ者」「ぜいたく病」と思われていた、年齢を
 重ねた男性たちの苦しみが、立派な「更年期障害」であることが
 明らかになってきました。
 
 男性更年期障害は英語で
 「partical androgen deficiency in aging male」直訳すると
 「老化している男性から男性ホルモンがかたよって欠乏すること」
 と表現され、その頭文字からPADAMと表記されます。

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 どのように診断するのかと思いますが、女性の更年期障害と同様に
 診断は問診表を使うようです。

 私が見た本には、Morleyの問診票というのが載っていました。

 1、性欲(セックスをしたいという気持ち)の低下がありますか?
 2、元気がなくなってきましたか?
 3、 体力あるいは持続力の低下がありますか?
 4、 身長が低くなりましたか?
 5、毎日が楽しいと思うことが少なくなりましたか?
 6、物悲しかったり、怒りっぽいですか?
 7、勃起力は弱くなりましたか?
 8、最近、運動をする能力が低下したと思いますか?
 9、夕食後、うたた寝することがありますか?
 10、最近、仕事の能力が低下したと感じますか?

 上記10の質問にはい・いいえで答えます。
 設問1あるいは7が「はい」の場合、
 それ以外の8設問中3問が「はい」の場合
 PADAMと診断します。

 日本人にとっては性機能が重要視されすぎるきらいもありますが、
 スクリーニング検査として有用だといわれています。

 ご主人が疲れていたら、このようなことをさりげなく尋ねてみたら
 どうでしょう。

 ご家族がおかしいのではないかと気づいてあげないといけないのかも
 しれません。

 その他血中男性ホルモンの測定と男性学的検査を要します。
 男性学的検査とは、女性の生理のようなものだと泌尿器科の先生は
 おっしゃいます。

 要するに、早朝勃起のチェックや前立腺の大きさをチェックするようです。
 

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 それではPADAMと診断されたら、治療はどうするのかしらと思い
 ましたが、どうやら女性の更年期障害と似たりよったりです。

 ◆テストステロン補充療法
  エナルモンデポーという注射を使ったり、
  メチルテストステロンという薬を内服する
  
  <女性ホルモンと同様に副作用>があります
  血液が固まりやすくなってしまう多血症や
  新幹線走行中に運転手が眠ってしまった原因として有名になった
  睡眠中無呼吸症候群 (SAS)、不妊などがあります。

 ◆漢方治療
  これも女性と同じようなものが使われるようです
  八味地黄丸、補中益気湯、牛車腎気丸

 ◆抑うつ症状があるときはセロトニン取り込み阻害剤が使われます
 
 ========================♪☆♪====
    よろしければ、ご意見ご感想をお聞かせください。
           ↓
      michiko@daimon-cl.com まで
         
 ==♪☆♪==========================
 男性更年期障害のアロマセラピー
 ========================♪☆♪==== 
 
 まずインポテンツにはどんな精油が利用されるのか調べてみました。

 ベルガモット、シナモン、ローズ、ローズマリー、
 クローブ、ペッパーなどが使われるようです。

 ●クローブとシナモンの主成分はフェノール類のオイゲノールです。
 (どちらも70~85%)
 フェノール類は芳香成分の中で一番強い抗菌作用を示します
 フェノール類には強い強壮刺激作用(精神的、肉体的、性的)があります
 オイゲノールには強い神経麻痺作用があるので歯痛に使われます
 しかし皮膚を荒らす可能性があるので使用には注意が必要

 ●ベルガモット
 主成分はモノテルペン炭化水素とエステル類を多く含む
 エステル類のうち酢酸リナリルをたくさん含むので鎮静作用があり、
 ラベンダーと同じく不眠症にも効果があります。
 フロクマリンを含むので、使用後は直射日光に当たらないように注意
 
 ●ローズ
 主成分はモノテルペンアルコール類で
 シトロネロール、ゲラニオール、ネロールを含みます
 ゲラニオールには抗不安作用と共に興奮作用もあります

 ●ローズマリー・カンファー
 ケトン類を含み、ケトン類は少量で興奮・強壮作用を示し
 多くなると弛緩・リラックス作用を示します。

 ●ペッパー
 主成分はモノテルペン炭化水素類とセキステルペン炭化水素類
 セキステルペン炭化水素類のαーヒュムレン、βーカリオフィレン
 には強壮作用があります

 ●イランイラン
 鎮痙、鎮静作用があるフェノールメチルエーテル類含むので
 スポーツ選手がウォーミングアップに使用します
 モノテルペンアルコール類の神経強壮作用とエステル類の鎮静作用の相乗効果
 により精神を安定させます
 エステル類のなかでも酢酸ベンジルは興奮作用が強い

 ご相談のご主人は、いらいらして、よく眠れない疲労感が強い
 ということでした。

 この様な症状から考えると、ベルガモットやイランイラン、
 ローズマリー・カンファーなどがよいのかなと思いました。

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 編集後記
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 男性も女性も同じように徐々に老化していくのだなと思います。

 体がだるく、会社に行くのがおっくうになる。頭痛や手足のしびれが
 あれば、「病気に違いない」と誰でも病院へいくでしょう。

 しかし、どこへ行っても「異常なし」といわれるようなときには
 「更年期障害」を疑ってみてはどうでしょう。 
 
 特に更年期には家族の絆が大切だと思います。
 こんな患者様もおられました。

 あまりに体調が悪いのでいろんな病院でさまざまな検査を受けて
 います。どこも悪いところはなくて、「自分でもどうして?」と
 思っています。

 いろいろ書籍を読んで更年期障害だと自分でも思っています。
 自分なりに抜け出したいと思いつつも気持ちの区切りがつかず
 どうどう巡りしてもがいているように見えました。

 話を聞きつつ
 「ご主人様はあなたのことをどう思っているの?」とたずねると 
 「どこか悪いとこはないか、もっとほかの医者にかかれ」
 とお答えになるそうです。

 彼女は全身CTからMRIまでとって異常ないといわれています。
 これ以上どこを検査するのというくらいドクターショッピング
 しています。

 彼女の病気の原因はご主人にあると、私には思えました。

 互いに年もいくので、更年期になったらいたわりあわなくては
 いけないのでしょうね。

 いまさらちょっと難しいという声が聞こえてきそうですが‥‥

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投稿者 Dr.Michiko-Daimon : 2005年03月10日 23:27

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