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[2005年01月30日]

エストロゲンに記憶力亢進作用なし

エストロゲンは脳を守るホルモンだと、言われています。
経験上は、更年期によく物忘れをする人がいることを考えるとエストロゲンは脳を守るホルモンのように思います。痴呆の母親に内服させるとはっきりしてよかったという医師の話も聞いたことがあります。
しかし、雌マウス閉経モデルの実験では、記憶力を亢進させる作用は認めれれなかったということです。
残念‥‥

Neuroscience(2004; 128: 459-471)より
集団で収容し遊具を与えないという<標準的な環境>,または 1 日 3 時間,走行回転輪,円筒などのマウス用遊具を入れた大型ケージに収容して<刺激を与える環境>で雌マウスを飼育しています。

標準環境下で飼育したマウスでは,高用量のエストロゲンを投与した後,空間および物体記憶が有意に改善した。

一方,多刺激環境に置いたマウスの記憶は,エストロゲン投与により影響を受けないか,もしくは減退した。刺激環境で飼育しエストロゲンを投与しなかったマウスでは,空間記憶が有意に改善した。また,行動上の変化は記憶に関与する脳部位の変化も伴っていた。

これらのデータは,エストロゲンが認知機能や身体機能を刺激する環境よりも刺激しない環境で飼育したマウスで効果を及ぼすことを示唆していると述べている。

閉経したら、ホルモン補充療法をするよりは適度に運動をして、身体機能を刺激するほうがいいということなのでしょうか。

運動は加齢による認知機能の低下を防ぐといいますから、薬よりは運動の法が大事ということのような気がしてきました。

オランダの男性高齢者の10年間の調査によると、サイクリング、散歩、庭いじりなど何か運動をしていと認知機能は保たれる。何もしないと機能低下が3.6倍も進むそうです。

年をとっても何か興味や趣味を持って絶えず脳を刺激しておく必要があるようです。

投稿者: Dr.Michiko-Daimon|投稿日:2005年01月30日 |パーマリンクコメント (0)

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