医師は健康食品を嫌う人がよくいます。それはどうしてかというと、健康食品を大量に飲んでとんでもない肝機能障害をきたすひとがいたりするからです。
健康に不安がある人は、安易に健康食品に頼らず、医師に相談してほしいと思います。しかし実際のところは巷にあふれる健康食品は多々あり、知らないものたくさんあります。
この間も「これ飲んでいいですか?」と患者様に聞かれましたが、「これ何やろ?」と思うものがあります。
サプリメントアドバイザー試験には合格通知をもらいましたが、まだまだ知らなくてはならないことがたくさんあります。
どれくらいの医師が健康食品による副作用をみた経験があるのか、以前から知りたいと思っていました。このたび厚労省研究班が全国調査を発表しました。健康食品摂取後に肝障害3年間で95人と報告しています。
【2004年12月13日】
いわゆる健康食品の摂取後に肝障害を起こした患者が2001-03年で95人いたとする全国調査の結果を、厚生労働省研究班(主任研究者・各務伸一(かくむ・しんいち)愛知医大教授)がまとめ、東京で開かれた日本肝臓学会東部会で10日、発表した。
研究班は、食品や成分の毒性というより、アレルギー反応や肝臓の薬物代謝機能の個人差が原因の「薬物性肝障害」が、幅広い健康食品で起きている可能性があると指摘。発表した石川哲也(いしかわ・てつや)愛知医大講師は「何らかの病気があるなど健康に不安を持つ人は、安易に健康食品に頼らず、摂取前に医師に相談してほしい」と訴えている。
研究班は、同学会の評議員(718人)のいる医療施設を対象に、薬物性肝障害についてアンケート。回答した235施設のうち189施設が「診断歴あり」とし、このうち健康食品が原因と疑われた患者は95人だった。
品目は30種以上で、ウコンを含む食品が36人と最多。ダイエット食品16人、健康茶・健康ドリンク7人と続いた。商品名や原産地などは尋ねていない。
ただ、これらは利用者が多く、製品の成分にばらつきもあるため、直ちに肝障害の頻度が高いとは言い切れないという。
回答した施設に詳細を聞いた2次調査では、18施設が34症例を報告。患者は高齢者や女性に多く、医薬品を併用している人が7割近かった。大半が健康食品の摂取中止で回復したが、調査した今年5月時点で改善していない例も1例あった。死亡報告は1次調査で1件あったが、2次調査への回答は届いておらず詳細は不明という。
1次調査では、健康食品を偽った中国産ダイエット食品などの無許可医薬品が原因と疑われる肝障害も36人いた。健康食品と無許可医薬品を合わせた131人のうち69%が入院していた。
投稿者: Dr.Michiko-Daimon|投稿日:2005年01月07日 |パーマリンク |コメント (0) |トラックバック (1)
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