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2004年09月30日

カンゾウ

★カンゾウ:Licorice
(ドイツコミッションE承認済み)
学名:Glycyrrhiza glabra
別名:甘草、リコリス

最も歴史の古い薬草である。ヒポクラテスの全集にすでに記されており、洋の東西を問わず世界中の薬典に登場する。

主成分はトリテルペン系サポニンのグルチルリチンである。砂糖の150〜300倍の甘さを持つ甘味物質であり、中国では甘草という名前が付けられている。

胃・十二指腸潰瘍、咽頭痛、気管支炎、慢性胃炎、原発性副腎皮質機能不全、乾性咳、関節炎、SLE、細菌・ウィルス感染に使われます。

その他、胆肝系疾患、低カリウム血症、緊張過多、マラリア、結核、膿瘍、食中毒、尿崩症、接触性皮膚炎

副腎機能を刺激するため、ニンジンとしょうさいことうとカンゾウを併せて使用する
(特にステロイドを長期使用している患者に使用する)

多のう胞性卵巣の受精率を上げるために、芍薬甘草湯やリコリスが使われます。
前立腺癌にも使用される
皮脂分泌を抑えるシャンプーとして使われる
静脈注射でB型やC型肝炎にも使われる

<作用>
抗潰瘍作用
鎮痙作用
鎮咳作用
抗炎症作用
抗アレルギー作用
中枢抑制作用
副腎皮質ホルモン様作用
性ホルモン様作用
解毒作用
肝障害改善作用
抗ウィルス作用
インターフェロン誘起作用

<生理活性機能>
グリチルリチンには副腎皮質より分泌される鉱質コルチコイドであるアルドステロンの作用があります。このためきわめて多様な生理活性を示します。

◆鉱質コルチコイド様作用
◆糖質コルチコイド様作用
◆エストロゲン様作用
◆テストステロン産生阻害作用
◆鎮咳作用
◆抗炎症作用
◆抗アレルギー作用
◆解毒作用
◆高脂血症改善作用
◆実験的肝障害予防または改善効果
◆抗ウィルス作用
◆インターフェロン誘起作用
◆抗う蝕作用
◆発癌プロモーター阻害作用
◆その他多糖類のglycyrrhizan UA,UB,UCには細網内皮系賦活性が認められており、免疫賦活剤として注目される

<推奨量>根1日0.5〜5g相当

<副作用>
◆大量投与、継続投与により鉱質コルチコイド様作用が現れ、偽アルドステロン症が生じる
低カリウム血症・浮腫・高血圧・ミオパチーなど
◆重篤な肝障害・腎障害には使用禁止
◆ドイツコミッションでは連続投与は4〜6週までと規定している
◆妊娠中
◆喫煙は副作用を助長する

投稿者 Dr.Michiko-Daimon : 2004年09月30日 23:32

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