2004年09月30日
ニンジン
★ニンジン:ginseng
ニンジン飲んでいいですか?と癌検診にこられた患者様にきかれました。大きな副作用は聞いたことが無かったので、大丈夫でしょうと答えました。心配になって調べてみました。
<作用>
抗ストレス
抗疲労作用
抗不安作用
抗腫瘍作用
中枢抑制作用 中枢抑制作用
新陳代謝促進作用
線溶活性化作用
血小板凝集抑制作用
免疫賦活
HDLコレステロール増加作用
<推奨量>1~2g/日
<副作用>長期に使用すると不眠、抑うつ、頭痛、動悸、高血圧、性的機能減退、体重減少をまねくことがある。治療目的の服用であれば試用期間は3週から3ヶ月が良い
<禁忌>高血圧、妊娠中と授乳中
ワーファリン服用している人はにんじんは服用してはいけないという論文があります。
注意しましょう。
『Annals of Internal Medicine』7月6日号より
Yuan博士らは、ワルファリンとニンジンを同時に服用することに同意した健常ボランティア20例を試験に組み入れた。複数のボランティアにニンジン製剤と外観が同じプラセボを投与した。
ワルファリンとプラセボを服用した人では、ワルファリンの作用は正常であった。しかし、ワルファリンとニンジンを服用した人では、ワルファリンの抗凝固作用は有意に減弱した。
結論としては、ワルファリン服用患者は、ニンジンサプリメントやニンジン含有ハーブティーを服用してはならない。
投稿者 Dr.Michiko-Daimon : 23:34 | コメント (0)
カンゾウ
★カンゾウ:Licorice
(ドイツコミッションE承認済み)
学名:Glycyrrhiza glabra
別名:甘草、リコリス
最も歴史の古い薬草である。ヒポクラテスの全集にすでに記されており、洋の東西を問わず世界中の薬典に登場する。
主成分はトリテルペン系サポニンのグルチルリチンである。砂糖の150〜300倍の甘さを持つ甘味物質であり、中国では甘草という名前が付けられている。
胃・十二指腸潰瘍、咽頭痛、気管支炎、慢性胃炎、原発性副腎皮質機能不全、乾性咳、関節炎、SLE、細菌・ウィルス感染に使われます。
その他、胆肝系疾患、低カリウム血症、緊張過多、マラリア、結核、膿瘍、食中毒、尿崩症、接触性皮膚炎
副腎機能を刺激するため、ニンジンとしょうさいことうとカンゾウを併せて使用する
(特にステロイドを長期使用している患者に使用する)
多のう胞性卵巣の受精率を上げるために、芍薬甘草湯やリコリスが使われます。
前立腺癌にも使用される
皮脂分泌を抑えるシャンプーとして使われる
静脈注射でB型やC型肝炎にも使われる
<作用>
抗潰瘍作用
鎮痙作用
鎮咳作用
抗炎症作用
抗アレルギー作用
中枢抑制作用
副腎皮質ホルモン様作用
性ホルモン様作用
解毒作用
肝障害改善作用
抗ウィルス作用
インターフェロン誘起作用
<生理活性機能>
グリチルリチンには副腎皮質より分泌される鉱質コルチコイドであるアルドステロンの作用があります。このためきわめて多様な生理活性を示します。
◆鉱質コルチコイド様作用
◆糖質コルチコイド様作用
◆エストロゲン様作用
◆テストステロン産生阻害作用
◆鎮咳作用
◆抗炎症作用
◆抗アレルギー作用
◆解毒作用
◆高脂血症改善作用
◆実験的肝障害予防または改善効果
◆抗ウィルス作用
◆インターフェロン誘起作用
◆抗う蝕作用
◆発癌プロモーター阻害作用
◆その他多糖類のglycyrrhizan UA,UB,UCには細網内皮系賦活性が認められており、免疫賦活剤として注目される
<推奨量>根1日0.5〜5g相当
<副作用>
◆大量投与、継続投与により鉱質コルチコイド様作用が現れ、偽アルドステロン症が生じる
低カリウム血症・浮腫・高血圧・ミオパチーなど
◆重篤な肝障害・腎障害には使用禁止
◆ドイツコミッションでは連続投与は4〜6週までと規定している
◆妊娠中
◆喫煙は副作用を助長する
投稿者 Dr.Michiko-Daimon : 23:32 | コメント (0)
ショウガ
★しょうが:GInger 生姜
Zingiber officinale
生姜はお料理によく使いますが、食用以外に今でも漢方薬には風邪薬、健胃消化薬、鎮吐薬、鎮痛薬として使用されている。
車酔い、つわり、仙痛、消化不良、鼓腸、化学療法による嘔気、リュウマチ、関節炎、食欲不振、術後の嘔気嘔吐、偏頭痛、
<作用>
鎮静作用
殺菌作用
嘔吐抑制作用
血行促進作用
強心作用
抗炎症作用
健胃作用
抗潰瘍作用
<推奨量>
根茎1日2~4グラム
<注意>
胆石を持つ人は医者に相談すること
妊娠中つわりのひどい時には避ける
副作用は低い
〔独ゲッピンゲン〕 ショウガ(Zingiber officinale)は,アイヒェルト病院(ゲッピンゲン)麻酔科のOliver Betz博士らは,ヒトへの効果はマウスほど期待できないとForsch Komple-mentarmed Klass Naturheilkd(2005; 12 :14-23)に発表した。
※手術後の悪心や嘔吐,乗り物酔いに対する明らかな効果は認められなかった。
※妊娠中の悪心と嘔吐に対する有効性は認められたが,その症例数はわずかであった。
※ 1 日 6gまでの摂取量であれば,副作用はきわめて少ないことがわかった。
3.3%で軽度の消化器系副作用と眠気が発現したが,治療の必要はなかったという。
※妊婦136例については,妊娠12週未満に合併症を生じた者はいなかったが,妊娠12週に 1 例の流産があった。妊娠中の悪心や嘔吐への適応については,目下,試験に限定するのがよいだろう。
投稿者 Dr.Michiko-Daimon : 23:31 | コメント (4)
セントジョンズワート
セントジョンズワート:St.John`s Wart 別名:セイヨウオトギリソウ
6月24日聖ヨハネの祝日に咲くのでこの名前が付きました。星型の黄色い花ですが傷つけると赤変します。憂鬱症の人も誰もが幸福に感じるほど美しいものです。
葉や花に多く含まれるヒペリシンという蛍光物質は血のような赤色をしていることから神聖な植物として、魔よけに使用されました。
ヨーロッパでは心の暗闇を照らす“サンシャインハーブ”として不眠症やうつ病に利用されました。
<作用>
抗うつ作用のメカニズムは、ヒペリシン(hypericin)の神経伝達物質のモノアミン類の濃度調節によると推察されています。最近はセロトニンの再取り込みを阻害してセロトニン濃度を上昇させるという説が一般的です。
ラットの実験では脳内神経終末でのセロトニン・ノルアドレナリン・ドーパミン等の伝達物質モノアミンの濃度の上昇が確認されています。
フラボノイドには抗インフルエンザウィルス作用・抗ヘルペスウィルス作用が報告されています。HIVウィルスへの効果も試験されています。
メラトニンレベルをあげて、睡眠サイクルを整え、自律神経、内分泌系全体を調整させるので、うつ病・生理不順・肩こり・腰痛・その他ストレスに起因するすべての症状に対応できる
<飲み方>
コップ1杯のお湯に小さじ1~2のセントジョーンズワートの乾燥ハーブを10分間浸漬させる。
1日1~2カップのティーを4~6週にわたって飲むと効果があるといわれています。
効果が現れれ始めるのに通常1ヶ月かかるので、継続して飲用する必要がある
<副作用>
光過敏症がまれにでることがあるので、服用している間は強い日光浴は避けましょう。
<禁忌>
抗うつ剤を内服している人は、このハーブは使用してはいけません。薬の作用を減弱させる恐れがあります。
ピルを飲んでいる人もこののハーブは使用できません。
投稿者 Dr.Michiko-Daimon : 23:29 | コメント (0)
大豆
★大豆:Soybean
大豆の植物性エストロゲンが更年期障害の予防に役立ちます。
イソフラボン(isoflavones)
サポニン(saponins)など
植物性エストロゲンにはアダプトゲン作用があります。
エストロゲンが過多なときには抑制するように働き、
不足する時には補うように働きます
1カップ(約200g)の大豆にはイソフラボンが300mg含まれ、私たちが患者様に処方するプレマリン1錠に匹敵するそうです。
大豆を常用する女性には上半身の熱感がまれで、膣壁の細胞数が多いことが確かめられています。膣乾燥感にも有効ということです。
植物性エストロゲンには抗癌作用があって、乳房組織の腫瘍予防にきわめて有効であることが動物実験で確かめられています。
<作用>
骨粗鬆症予防
抗癌作用(乳癌、前立腺癌、子宮癌が少なくなる)
更年期障害緩和
女性ホルモン様作用
抗酸化作用
血中脂質低下(サポニンには脂質の酸化抑制作用があり、過酸化脂肪酸の上昇を顕著に抑制します)
<推奨量>イソフラボンとして1日10〜100mg
イソフラボンの摂取量の目安が発表されました。
投稿者 Dr.Michiko-Daimon : 23:26 | コメント (0)
ネトル
ネトル: Nettle (セイヨウイラクサ)
【学名】 Urtica dioica
葉の刺毛に触れると焼けるように痛いので、ラテン語 uro(焼く)
葉の刺毛の外見から、英語ではneedle(針)に由来します。
【科名】 イラクサ科
【別名】 セイヨウイラクサ
♪利尿作用、消炎効果のあるミネラル豊富なハーブ♪
ホウ素をたくさん含む、このホウ素はエストロゲンのレベルを2倍にするのでアルツハイマ―病に効果がある
ホウ素を1日に3ミリグラム取ると骨関節炎や関節リュウマチの治療になる(リュウマチ病基金)
ケイ素をたくさん含むので昔から痛風やリュウマチに使用されていた
歯垢や歯肉炎を防ぐ口内洗剤、練り歯磨きがある、ジュニパーを加えるとさらに効果がアップする
粘膜の炎症を鎮静化させるとともに出血をおさえ鉄分を補ってくれるので、胃潰瘍や十二指腸潰瘍に用いる
出血を伴う時はカモミールと併用する
昔から血液を浄化するハーブだといわれています。
<作用>
地上部 利尿作用
造血作用
消炎作用
尿路炎症改善
根 利尿作用
強壮作用
健胃
血行促進作用
消炎作用
湿疹改善
収斂作用
<推奨量>
地上部1日8~12グラム
根 1日4~6グラム
<効能>前立腺肥大
血液循環改善
アレルギー性鼻炎、気管支炎、喘息
月経前症候群
脱毛の予防
<使用法>下部尿路の洗浄
腎砂の予防と治療に用いる
<副作用>なし
<禁忌>なし
<他の薬剤との競合>なし
<おいしい飲み方>
そのままでも日本茶のように飲めますが、私はあまり好きではありません。
ネトルにショウガを少し加えると、さわやかでおいしいお茶に変身しました。
<使用経験>
アロマセラピー講習会の参加者の経験談です。
ネトルをたくさん買ったのですがというお話でした。
鉄分をたくさん含みます。彼女は授乳中だったので、ぜひ毎日飲んでみられたらとおはなししなした。
日本茶のように飲めますし、ほかのハーブと混ぜてもおいしいですよと。
後日、お乳がよく出るようになって、余ったおっぱいを捨てているというお話でした。
Natural Medicines Comprehensive Databaseで検索してみました。
【一般的な使い方】
※根の部分は前立腺肥大による排尿障害(夜尿症、頻度、排尿障害、尿閉と過敏膀胱)野緩和に使われます。
※葉の部分は
アレルギー性鼻炎
関節炎
大量の水と一緒に使用して、尿路感染症や腎結石に利用する
子宮出血、鼻血とメレナなどの出血に使われる
貧血症
循環不全
脾腫
糖尿病と他の内分泌の障害
胃酸過多
胆汁不全
下痢と赤痢
喘息
肺うっ血
発疹と湿疹
ガン
抗老化
血液浄化
傷を治癒させる
一般的なトニックとして
※その他の話題としてはイラクサ地上部が、
筋骨格痛みと痛み
頭皮脂漏と油っぽい髪
髪損失(はげ)のために使われます。
※食品として、若いイラクサ葉は、料理された野菜として食べられます。
※製造業において、イラクサエキスを頭髪とスキンケアの製品に使われます
【安全性】
※経口で適切な量を使用するのは安全
※前立腺肥大に根を使用する場合には6ヶ月まで安全である。
(長期使用の安全性は不明であるため)
※妊娠中は使用しない
子宮を刺激する可能性があるので使用しない
※授乳中
信頼できる十分な情報はない
【副作用】
※根
胃腸障害、発汗とアレルギー性皮膚反応
※葉
イラクサジュースは、時々下痢を引き起こすことがあります
【薬剤との競合】
※血糖降下剤
イラクサが血糖濃度を低下させることができるという何らかの証拠があル野で、注意が必要
※降圧剤
ネトルには血圧を提げる働きがあります。
理論的には、イラクサの過度に使用すると累積効果があり血圧が下がりすぎるかもしれません。
※中枢神経(CNS)抑制剤
イラクサがCNS抑制作用があるというなにがしかの証拠があります。
理論的には、イラクサの過度にsぎようすると、CNS抑制薬で累積効果があるかもしれません。
※ワ-ファリン(Coumadin)
ビタミンKをかなりの量を含みます。イラクサがワルファリン(Coumadin)のような抗凝血性薬の作用を減少させるかもしれないという若干懸念されます。
使用には用心してください。
【病気に与える影響】
※糖尿病
※高血圧
※腎不全
利尿効果があるので腎不全のある人は使用にあたり注意が必要です
【使用量】
※穏やかな前立腺過形成(BPH)の対症療法のために、
80mgイラクサ根抽出物
106mgノコギリパルメットリポイド抽出物、
160mgカボチャの種油抽出物、
33mgレモンビオフラボノイド抽出物
とビタミンA(ベータカロチンとしての100%)と結合して、毎日3回,
※骨関節症
一般的に毎日9グラム、イラクサのフレッシュハーブを使います
※アレルギー性鼻炎のために、
一般的に毎日300mg 3回、イラクサ葉抽出物を使います。
場合によっては、300mg最高7回が、毎日使われました
投稿者 Dr.Michiko-Daimon : 19:55 | コメント (0)
ノコギリヤシ
◆ノコギリヤシ:Saw pmalmett
学名:Serenoa repens (Bartram) Small
(ドイツコミッションE承認済み)
ノコギリヤシんの果実には油性の物質がたくさん含まれています
この果実を食べる動物は毛並みがよく健康だという言い伝えあり
北米インディアンは男性の強壮や利尿に有効と好んで使用した
油性成分のなかに排尿障害を緩和させる有効成分があり、ヨーロッパでは医薬品として使われる
<作用>良性前立腺肥大症の緩和
抗炎症作用
利尿作用
<生理活性機能>
◆テストステロン(T)からジヒドロテストステロン(DHT)への生成を触媒する
5αーリダクターゼ(5-RED)を阻害する
前立腺肥大症はこのDHTが原因と考えられている
ノコギリヤシの脂質が5-REDの構造に変化をあたえると推察されている
◆抽出物がアンドロゲンリセプターと関与することから、DHTのリセプターへの結合障害も予想されている
◆抗炎症作用については、アラキドン酸からの炎症基因物質の生成酵素の阻害効果が認められている
<薬物相互作用>なし
<禁忌>なし
エストロゲン作用もありという報告があるので、妊娠中授乳中は飲まない
<副作用>まれに消化器障害あり
投稿者 Dr.Michiko-Daimon : 19:53 | コメント (0)
フィーバーフュー
★フィーバーフュー:Feverfew
学名:Tanacetamu parthenium L.
和名:ナツシロギク(夏白菊)
この間テレビで見ました。夏白菊を栽培している農家が報道されていたので調べて見ました。 (2004年4月24日)
偏頭痛に効くハーブです。
一時的な緩和にも効くようですが、長期服用して気長に治療する必要があります。1~3ヶ月続けて服用すると効果が高まります。アメリカでは偏頭痛予防のために栽培して葉を毎日1から4枚食べる人もいるようです。偏頭痛の約3分の2の患者に有効とされています。
しかし新鮮な葉を食べると10~18%の人に口内や舌に潰瘍や炎症をおこすことがあります。
だから葉を食べるよりお茶にして飲んだほうがよさそうです。
新鮮な葉が手に入るなら2~8枚を熱湯に浸してお茶を作りましょう。
ただし有効成分のパルセノライドは熱に弱いので煮沸しないことが重要です。
メディカルハーブを飲んだほうが簡単そうですね。
<一般的な使用法>
発熱、頭痛、片頭痛の予防、月経不順
同様に、関節炎、乾癬、アレルギー、喘息、耳鳴り、めまい、嘔気、嘔吐
その他、不妊症、貧血、癌、風邪、耳痛、肝疾患、流産の予防、筋肉の緊張、整形外科の病気、足の腫脹、下痢、消化不良や鼓腸
消毒剤、殺虫剤としても使われる
<安全性>
経口で適量を短期間(4ヶ月まで)使用するのは安全
長期の使用にさして、不都合は報告されていないが、十分な情報は得られていい
妊娠中は使用しない
フェーバーフューは子宮収縮を起こし流産を起こすかもしれないので、妊娠中は使用しない
授乳中も十分な情報がないので使用しない
<有効性>
片頭痛の発作の回数を減らし、頭痛、嘔気、嘔吐を減らし、光や音に対する感受性を減少させる。
リュウマチには無効
<有効成分>
パルセノライド: parthenolide (セキステルペン)
偏頭痛の原因となる血小板凝集とセロトニンの放出を阻害して血液の流れを良くする。だから暖めると良くなる(たとえばお風呂に入ると良くなる)頭痛つまり血流の減少が原因の頭痛にしかききません。
またプロスタグランジンの生成も阻害して症状が軽減する。
フレッシュもしくはドライハーブは、抽出物よりメラトニンの含有量が多い
(片頭痛はメラトニンとも関与する)
実験の上では、腫瘍細胞の増殖を防ぎ、炎症を抑え、痛みの伝達を抑制し、孔炎症作用がある。
耳鳴り、月経不順、生理痛や産後に子宮をきれいにしたいときに飲む
長期に服用すると、精神安定作用や鎮静作用がある
<効果>
偏頭痛改善
抗炎症作用
苦味健胃作用
血管拡張・弛緩作用
鎮痙・鎮静作用
<注意>
流産を起こす可能性があるので妊娠中は飲んではいけません。
2歳以下の幼児には使用しない、だから授乳中もだめです。
神経過敏や胃痛をもたらすことがまれにある
<他のハーブとの競合>
フィーバーフューは血小板の凝集を防ぐので(人では確認されていないが)、血小板凝集に影響を与えるハーブと併用すると、患者によっては、出血傾向を引き起こす可能性もあるかと思われる。
アンゼリカ、クローブ、ガーリック、ジンジャー、イチョウ、ニンジン、レッドクローバー、ターメリックなどは、注意が必要
♪☆♪ 偏頭痛は女性に多い病気です。
生理前に頭痛がして生理が始まるとなおる人がよくいます。
こんな人にはフィーバーフューが良く効くでしょう。
今度から生理前に頭痛のする人に勧めても良いかも
投稿者 Dr.Michiko-Daimon : 19:51 | コメント (1)
ラズベリーリーフ
ラズベリーリーフ Raspberry leaf
有効成分:タンニン
フラボノイド
ビタミンC
立証はされていないが、胃腸障害、呼吸障害、循環障害などに使う
インフルエンザ、発熱、糖尿病、ビタミン欠乏症、発汗薬、利尿薬、胆汁産生の促進に使われ
“purification of skin and blood”といわれます。
局所的には、口腔や咽頭の炎症や皮膚の発赤や炎症に使用します
民間療法で分娩を和らげるために利用される
過敏な子宮を鎮静する妊娠強壮薬として知られている
子宮筋を弛緩させる化学物質が分離されています
つわり
流産予防
分娩
月経前症候群
月経困難症
下痢(タンニンをたくさん含むので)
畜産では繁殖能を高めるために雄用の飼料にラズベリーリーフを加える
不妊症の男性に効果があると考えられる
<安全性>
食品として利用するのは安全
治療量を使用(経口的にも局所的にも)してもほぼ安全
妊娠中:管理者の下に治療目的で摂取しても安全
子宮を収縮させたりエストロゲン様作用があるので、必ず管理者の下で使用すること
授乳中:通常量は安全だが、多量に使うべきではない(信頼できる情報がないので)
<効果>
Parsons M, Simpson M, Ponton T. Raspberry leaf and its effects on labour: safety and efficacy.J Aust Coll Midwives 1999;12:20-5.
Westmead Hospitalで108名の妊婦にラズベリーリーフを使用して、効果を比較している。母子ともに異常はなく、人工破膜、帝王切開、鉗子分娩、吸引分娩の率が少なくなると報告している。
Simpson M, Parsons M, Greenwood J, Wade K. Raspberry leaf in pregnancy: its safety and efficacy in labor. J Midwifery Womens Health 2001;46:51-9.
ラズベリーリフのメディカルハーブ(2×1.2g/日)を妊娠32週から内服し比較検討している。分娩第2期が短縮し、鉗子分娩の頻度が減少するが、対照群と有意差はなかった。メディカルハーブの使用量の問題かも知れないが、更なる検討が必要と結論している。
<作用のメカニズム>
■タンニンをたくさん(13~15%)含むので、アストリンゼント効果がある。
タンニンは毛細血管を収縮させ、血管の透過性が減少し抗炎症効果を示す
■平滑筋に対する作用はさまざまで、人に使った場合、濃度が低いと子宮が収縮し、濃度が高いと鎮痙作用を示し収縮が低下する。ラズベリーリーフは緊張した筋肉をほぐし、リラックスした筋肉を収縮させる。
■エストロゲン様作用がある
<他のハーブやサプリメントとの競合>
タンニンがミネラル(鉄・カルシウム・マグネシウム)の吸収を減少させる
<薬との競合>
タンニンが抗うつ剤、トランキライザー、睡眠剤、精神安定剤の吸収に変化を与えるかも知れない
<禁忌>
エストロゲン様作用があるのでエストロゲン依存性腫瘍(乳癌、子宮癌、卵巣癌、子宮内膜症、類線維腫)には使用禁止
<推奨量>
240mlのお湯に2gのハーブを使用し5分間浸出させる
150mlの熱湯に1.5gのハーブを加え5分間浸出させ、1日6回飲む
水に2時間浸出させる
出産(陣痛の軽減)には32週以降2.4gのメディカルハーブを内服する
投稿者 Dr.Michiko-Daimon : 19:48 | コメント (0)
ローズマリー
◆ローズマリー:Rosemary◆
(ドイツコミッションE 承認済み)
学名:Rosmarinus officinalis L.
記憶力や集中力を高め、不安や緊張を解消するメンタルケアハーブです
ローズマリーはその昔白い花をさかせていたといわれ、聖母マリアがまだ子供のイエス・キリストを抱いてエジプトに逃れる途中、ローズマリーの茂みにキリストの衣を干したところ青く変わった、あるいはマリアの清らかな心を表すようにその茂みが青く変わったという伝説があります。
<作用>
抗炎症作用
抗酸化作用
鎮痛作用
鎮痙作用
鎮静作用
消化機能改善
血液循環改善
抗菌作用
駆虫作用
<推奨量>ハーブティーとして4~6g/day
入浴には50g/day
<副作用>なし
大量のローズマリーオイルは腎臓と胃腸によくないとされている
<禁忌>なし
<他の薬剤との競合>なし
投稿者 Dr.Michiko-Daimon : 19:46 | コメント (0)
パンプキンシード
★パンプキンシード:Pumpkin Seed
学名:Cucurbita pepo L
別名:ペポカボチャ
セイヨウカボチャ
作用:利尿作用
抗炎症作用
過敏膀胱、前立腺肥大症の改善
尿道括約筋の正常化
推奨量:種子1日10グラム相当(コミッションE)
副作用:記載なし
<男女を問わず尿の悩みに>
ヨーロッパでは男女ともに泌尿器系の悩みに用いられています。
過敏膀胱や初期の前立腺肥大症の治療目的に医薬品として使用されています。
<成分>
植物ステロールと脂肪酸が何らかの形で性ホルモンに関与
トコフェロールやセレンに抗酸化作用、抗老化作用
curcurbitacinに抗癌作用、抗菌作用
リグナンにphytoestrogen効果あり
投稿者 Dr.Michiko-Daimon : 19:44 | コメント (2)
ビルベリー(ブルーベリー)
★ビルベリー:Bilberry
学名:Vaccinium myrtillus L.
別名:ブルーベリー
使用部位:果実
作用:視覚機能改善
循環機能改善
抗酸化作用
抗炎症作用
流通品規格:アントシアニジン含量25%
推奨量:1日50~60mg
安全性:高い
ビルベリーの眼科領域での研究は第二次世界大戦のときです。
英国空軍のパイロットが出陣前にビルベリーのジャムを食べていくと、
「暗がりでも敵機がよく見える」証言したことから始まりました。
戦後フランスやイタリアで目を酷使する夜間労働者に試して、薬理効果の研究が進みました。
1970年代半ばにイタリアでは眼科領域と循環改善の医薬品として認められています。
【成分】
15種類のアントシアニンを含む
【臨床試験】
■夜間視覚に対する研究
ロドプシンの再合成を促進させ暗順応の改善効果あり
ビタミンA誘導体であるシス型レチノールが視覚たんぱく質であるオプシンと結合してロドプシンを産生する。ロドプシンは弱い光での視力に関与する
■糖尿病性網膜症・高血圧性網膜症の改善
■老人性白内障に対する効果
97%にレンズの濁りの進行をくいとめた
■眼精疲労の回復
■循環機能改善
妊娠中の下肢循環不全、鼻血、痔、月経困難症について臨床試験行われており良好な結果が得られている。
投稿者 Dr.Michiko-Daimon : 19:42 | コメント (0)
オレンジ(ビターオレンジ)
☆ビターオレンジ
オレンジフラワー
学名:Bitter orange flower
臨床データー:胃腸障害、痛風、咽頭痛、神経の興奮、睡眠障害などの予防に使われる
中国医学:心窩部痛、嘔吐、食思不振に使う
リスク:なし
オレンジピール
学名:Bitter orange peel
立証されていませんが、食欲のないとき、消化不良のときに使用される
中国医学:咳、風邪、食思不振、無感情症、子宮や直腸脱に使う
飲み方:食事の1時間前に1カップ飲む
投稿者 Dr.Michiko-Daimon : 19:40 | コメント (0)
ローズ
☆ローズ rose
学名:Rose gallica & Rose centifollia
別名:Cabbage Rose
Damask Rose
作用:口腔や咽頭の炎症をおさえる
民間療法では、下痢、肺結核、肺カタル、喘息、口腔や咽頭の炎症、化膿した傷口、瞼の炎症につかわれる
インド医学では咳、気管支炎、喘息、発熱や体が衰弱した時に使われる、傷口や甲状腺昨日亢進症にも使われる
推奨量:お茶なら1カップの水に1~2グラム/1日3杯まで
ビネガーにするなら750mlのワインビネガーに60g
禁忌:なし
副作用:なし
他の薬との競合:なし
投稿者 Dr.Michiko-Daimon : 19:39 | コメント (0)
ラベンダー
☆ラベンダー Lavender flower
ドイツコミッションE承認
使用法:不安、不眠症、心因性の胃腸障害
温泉療法:機能的循環障害
禁忌:なし
副作用:なし
推奨量:ハーブティとしてティスプーンに1~2杯
入浴には20~100g/20リットルのお湯
注意:他の鎮静剤と駆風作用のあるハーブとの併用に注意する必要あり
投稿者 Dr.Michiko-Daimon : 19:38 | コメント (0)
クランベリー
☆クランベリー Cranberry
アメリカ先住民が薬として使用した歴史があります。
アメリカでは慢性尿路感染症を防ぐ目的で多くの女性がクランベリーのサプリメントを利用しています。
学名:Vaccinium macrocarpon Ait.
別名:ツルコケモモ
使用部位:果実(果実自体は酸味や渋みが強いためシロップ漬けヤジュースまたはソースにして使用される)
作用:尿路感染症
<こんなときに使われる>
尿路感染症の予防と治療
尿失禁の患者さんの消臭のため
尿カテーテルの閉塞を防ぐため(利尿作用あるので)
ストーマの回りの皮膚を治癒させる
その他2型糖尿病、壊血病、肋膜炎などの病気に
利尿・消毒・解熱のためや癌に
食べ物としてジュース・ぜりー・ソースとして使われる
<安全性>
大人も子供もほぼ安全
妊娠中と授乳中:食べ物として摂取するのはほぼ安全
治療のために使うのはやめましょう(信頼できる情報が不十分なため)
<効果>
◆尿の消臭(尿失禁の方の)
◆尿路感染症
1日300mlのクランベリージュースは再発する尿路感染症を防ぐという報告もありますが、十分なものではありません。再発する尿路感染症に治療目的で使うべきではありません。
濃縮されたクランベリーの抽出物を使用する人はいますが、クランベリーのジュースと同様の予防効果があるという証拠はありません。
神経因性膀胱や留置カテーテルの子供の尿路感染症の予防にはクランベリーの効果がないので、使用するべきではない。
<作用機序>
有効成分:タンニンが複数縮合してできる【プロアントシアニジン】とまだ同定はされていない【高分子物質】
作用機序:これらの有効成分が尿路上皮への細菌の付着を防ぐ
プロアントシアニジンは大腸菌が尿路上皮へ付着するのを防ぐ、しかし付着した細菌を除去することはできない。
培養実験でもクランベリージュースが大腸菌・黄色ブドウ球菌・肺炎桿菌・シュードモナス・プロテウス菌を発育抑制することが確かめられている。
高分子物質が歯周病を引き起こす細菌の付着を防ぎ、胃ではピロリ菌の付着を防ぐ
抗酸化作用や抗癌作用も認められています
<安全性>
大量に(3~4L/日)に飲むと消化器障害や下痢をひきおこす
1日1L以上長期間にわたって飲むと、腎や尿路の結石を引き起こすリスクが上昇する(クランベリーに高濃度の蓚酸が含まれているため、30mlのクランベリージュースには1.9mgの蓚酸を含みます)
<他のハーブやサプリメントとの競合>
なし
<薬との競合>
クランベリーのフラボノイドがチトクロームP4502C9酵素を抑制するので、この酵素で代謝されるセルシンなどの薬剤の作用が減弱する
同様にワーファリンの代謝が阻害されるので出血を引き起こすことがある
<病気との関係>
萎縮性胃炎;ビタミンB12の吸収が増加する
腎結石:クランベリーの抽出物や大量のクランベリージュースは飲まない
投稿者 Dr.Michiko-Daimon : 19:37 | コメント (5)
ローズヒップ
☆ローズヒップ <rose hip>
学名:Rosa canina Rosa centifolia Rosa damascena
別名:Dog Rose
ローズヒップはチリとペルーにまたがるアンデス山脈に自生する野イバラの実です。冬になると新鮮な野菜や果物がなくなるヨーロッパで、冬の間に伝統的に飲まれてきたハーブティーです。
テレビなどでご存知のようにビタミンやミネラルが豊富に含まれていて、ビタミンCが豊富に(レモンの20倍といわれます)含まれているので≪ビタミンCの爆弾≫と呼ばれます。
調べてみると100gのローズヒップに1250mgのビタミンCが含まれているそうです。ただ残念なことに乾燥したり貯蔵している間にビタミンCが急速に失われてしまうという理由から、ドイツコミッションEではunapproved herbsに分類されています。同じ理由から治療目的に使用するには適さないと考えられています。
同じ理由からでしょうか、ドイツコミッションEの書籍やアメリカでマニュアルとして使用される PDR for Herbal Medicinesを調べてもほんの少ししか記載されていません。Natural Medicines comprehensive databaseで調べるとたくさんの情報がのっていました。それだけ一般には使われることが多いとうことなのかしらと思います。
妊娠中、授乳中、甲状腺機能亢進症、ストレス、外傷、熱傷、喫煙、寒冷暴露された時にはビタミンCの需要が増加します。こんなときにはローズヒップティーを飲むと良いでしょう。
貧血のある人には鉄分の吸収を促すビタミンCも一緒にとりなさいねと説明するのですが、果物に加えてローズヒップティーを飲むのも良いですよと付け加えようと思います。
<どんな時に使用するか>
風邪、インフルエンザ様の感染症、その他の感染症、ビタミンC欠乏症、発熱、消耗性疾患で免疫力が弱っている時、胃痙攣、胃酸低下症、胃粘膜の炎症をおさえて胃潰瘍を予防する、下痢、胆石、胆嚢の苦悶感、尿路の障害、浮腫、痛風、尿酸の代謝障害、関節炎、坐骨神経痛、糖尿病(末梢循環を改善し、緩下剤や利尿剤として働くのでのどの渇きを防ぎ、胸内苦悶感を軽減させる)
<安全性>
食べ物として使用する場合には問題はない
妊娠中・授乳中:食品として使用するのはかまわない、治療目的に使用するのは信頼できる十分な情報がないので不可
<作用>
◆ペクチン・クエン酸・りんご酸を含み緩下作用、利尿作用がある(利尿作用には賛否両論があるが)
◆フレッシュなローズヒップには0.5~1.7%のビタミンCが含まれる
◆ビタミンCはコラーゲン、カルニチン、ノルエピネフリン、ペプチドホルモンの合成及びチロジンの代謝に補酵素として作用する
◆ビタミンCは酸化を整復し、葉酸を活性の強いフォリン酸に転化し、炭水化物の代謝、蛋白と脂質の合成、鉄の代謝、感染に対する抵抗性を示す
抗酸化剤として作用するので、消化液の酸化物質を減少させ、脂肪の酸化を防ぎ、酸化されたDNAを減少させて蛋白質の障害を減少させる
◆症候性のビタミンC欠乏症が3~5ヶ月続くとコラーゲンの構造がこわれ、骨や血管への障害もひきおこす
◆ビタミンCはノンヘム鉄の吸収を促進する
<副作用>
嘔気、嘔吐、食道炎、胸焼け、腹痛、脱力感、ほてり、頭痛、不眠、眠気、下痢、高蓚酸尿、尿酸・蓚酸・シスチン結石を析出する、大量に使用すると深部静脈血栓、ローズヒップの粉末の吸入(生産者)はアレルギーの原因になる、痒みを引き起こすこともある
<他のハーブやサプリメントとの競合>
200mgのビタミンCは30mgの鉄分を吸収する
<薬との競合>
◆アルミニウム剤と併用するとアルミニウムの吸収が増加するが、臨床的には問題にならない
◆アスピリン:ビタミンCはアスコルブン酸の尿中への排泄を増加させ、サリチル酸の排泄を減少させるが、血中のサリチル酸が上昇するほどではない
投稿者 Dr.Michiko-Daimon : 19:34 | コメント (0)
ペパーミント
☆ペパーミント Peppermint leaf
ドイツコミッションE承認
学名:Menthae piperitae folium
使用:消化器(胆嚢や胆管)の痙縮
禁忌:胆石がある場合には医師の診察後使用すること
(時に痛みがひどくなることが在ります)
新生児や乳幼児には使わないほうがよい
(息苦しいような感じがすることがあります)
妊娠中は通常量なら使用可,多量には飲まないこと
(大量に摂ると通経作用が在るので出血することがあるます)
授乳中にも飲まないほうが良い
副作用:なし
他の薬剤との競合:なし
推奨量:ハーブティーなら3~6g
作用:消化器の平滑筋を弛緩させる
利胆作用
駆風作用
有効成分:
◆メンソール:カルシウム拮抗剤と同じ消化器の平滑筋を鎮痙させる
◆フラボノイド:胆汁の産生を促す
◆アズレン:抗炎症作用、潰瘍を抑制する
<どんな時に利用されるか>
食欲がないとき
消化器の仙痛
ガスでお腹が張る時
胃腸炎
嘔気・嘔吐
つわり
風邪
月経困難症
下痢
頭痛、筋肉痛、神経痛、歯痛、口腔粘膜の炎症、バリウム使用時の鎮痙剤、虫除け
芳香浴では風邪のときに咳の痛みを緩和するのに使用されます。
<安全性>
GRASで安全と認められています。
ペパーミントオイルを医学的に経口および経直腸的な使用はほぼ安全
ペパーミントのハーブ(葉)に飲用は8週間まで安全、それ以上長期にわたる使用には安全性は?
ペパーミントオイルも長期にわたる安全性は?
ペパーミントオイルを多量に使用すると、間質性腎炎急性腎不全を起こすことがある
主成分のメントールの致死量は2-9g
子供は、8歳以上の子供に経口で医学的に使用するのは安全だが、新生児や小さな子供には安全ではない。舌の痙攣や呼吸停止を引き起こすこてがある。
<妊娠中>ペパーミントオイルを多量に使用すると通経作用があるので安全ではない
<授乳中>十分な情報がないので使用禁止
<効果>
・バリウムにペパーミントオイルを加えておくと、ブスコパンと同様の効果があり、レントゲン撮影中の腸管の収縮を防ぐ。また画像の質を損なうこともない。
・消化不良
キャラウェイオイルとともにペパーミントオイルを経口摂取すると、食べ過ぎたときの消化不良や胃腸痙攣を和らげます
・術後の嘔気防止に
・緊張性頭痛
<作用機序>
・風邪
ペパーミントオイルは唾液分泌を促進させるので、嚥下反射が亢進し、咳が楽になる
気管支の粘液分泌を減少させて、鼻粘膜の充血を防ぐ
・過敏性腸炎
ペパーミントオイルの鎮痙作用はカルシウム拮抗剤と同じように、胃腸の平滑筋を弛緩させることによる
また、カリウム脱分極によってひき起こされる反応を抑制するので過敏性腸炎の過度な収縮を防ぐと思われる。
・鼓腸 下部食道の括約筋を弛緩させて食道と胃の内圧を等しくして鼓腸を軽快させるので、よくげっぷが出る。(メントールは近位の腸管ですばやく吸収されて作用を及ぼす)
・ペパーミントの抽出物はヒスタミンの放出をふせぎ、アレルギー性鼻炎の症状を緩和する
・高濃度では肝障害を引き起こす
・雄の動物のテストステロンレベルを低下させ、精子形成を減少させる
<ハーブやサプリメントとの競合>なし
<薬剤との競合>
・制酸剤、H2ブロッカー、PPIs ペパーミントオイルの分解を早める
・サイクロスポリン サイクロスポリンの代謝を抑制するのでサイクロスポリン濃度が上昇する
<食べ物との競合>食間に飲む
<検査データとの競合>
雄の動物のFSH、LHを上昇させる
雄の動物のテストステロンを減少させる。
ヒトではこの反応は知られていないが、ペパーミントティーを大量(1日4カップ)に摂取すると性欲が減退することは知られている。
<病気との競合>
下痢のときはペパーミントオイルの吸収が腸管の運動に影響を与え、ペパーミントの吸収が不十分になるため、高濃度のメントールが肛門の粘膜を刺激するので、肛門に灼熱感を感じる。
投稿者 Dr.Michiko-Daimon : 19:32 | コメント (1)
ジャーマンカモミール
☆♪◆ ジャーマンカモミール ◆♪☆
(ドイツコミッションE承認済み)
ピーターラビットのお母さんが、興奮して疲れた様子のピーターに飲ませるお茶です。お母さんは鎮静と催眠作用を期待したのでしょう。
カモミールの鎮静作用はアピゲニン(apigenin)という有効鎮静化合物によることが証明されています。
クレオパトラも安眠の薬として使用したという言い伝えがあります。
“Chamomile”はギリシャ語でkamai(地上の) melon(りんご)に由来し
「地上のりんご」という意味です。そのような香りがするといわれます。
学名:Matricaria recutita L
和名:かみつれ
作用:抗炎症作用
抗アレルギー作用
鎮痙作用
鎮痛作用
発汗解熱作用
保温作用
皮膚代謝の促進作用
鎮静作用
乗り物酔い防止作用
催眠作用
薬物相互作用:なし
使用禁忌:なし
推奨量:乾燥花1日2~8g(BHP)
乾燥花1日15g相当(日本薬局方)
副作用:まれに気管の収縮・皮膚の発疹などのアレルギーがある
妊婦や授乳中に常用、多量に用いるのは避ける
投稿者 Dr.Michiko-Daimon : 19:31 | コメント (0)
エキナセア
☆エキナセア:Echinacea
学名:Echinacea purpurea L. Moench
別名:ムラサキバレンギク
エキナセア エキナシア
免疫を高めるハーブ、ドイツでは医薬品としてつかわれています
作用:免疫賦活作用
抗菌作用
抗ウィルス作用
抗炎症作用
抗酸化作用
推奨量:根で1日に900mg
全草の搾汁液1日に6~9ml
副作用:結核、白血病、膠原病、多発性硬化症、AIDS、HIV、自己免疫疾患
キク科の植物にアレルギーのある人、妊娠中には投与禁止
投与量によっては発熱、嘔気、下痢することあり
作用機序:マクロファージを活性化する、マクロファージからの免疫応答物質インターロイキン(IL-1)の産生を促進する
リステリア菌、カンジダ症による全身性感染症を防ぎ、インフルエンザやヘルペスの抗ウィルス作用も報告されている。
風邪に対する抵抗性も確認されています。
ヘルペスウィルスの感染を繰り返す患者に効果があるかどうかで、ちゃんとしたハーブであるかどうかを判定すると、グリーンファーマシーには記載されています。
<妊娠と授乳中の注意>
NMCDにはpossibly safeと記載されています。妊娠初期に短期間経口摂取するのは安全であろう。(妊娠初期に5~7日経口摂取しても胎児には影響しない)
ただし予備試験に過ぎないので、専門家の指導のもとに使用するようにコメントしています。
長期使用には十分なデーターがありません。
また授乳中にも十分なデーターがないので使用しないほうがよい。
結論から言うと、妊娠中は使ってもよいが短期間にすること(5~7日)、授乳中は使用を控えたほうが良いようです。
エキナセアはきわめて安全性は高いとされていますが、妊娠中と授乳中には注意が必要なようですね。
投稿者 Dr.Michiko-Daimon : 19:28 | コメント (0)
ビタミン・ミネラル不足の危険度チェック
今日のNHK「生活ホットモーニング」のテーマは
「疲れを上手に解消~サプリメントの基礎知識~」
一応ビデオにとってみました。
◎ビタミン・ミネラル不足の危険度を自分でチェック・危険度チェック
役に立ちそうだったのでコピーしました。
Q1.外食が多い(はい) 1点
Q2.野菜・果物・牛乳はほとんど取らない(はい) 2点
Q3.お酒を飲む機会が多い(はい) 1点
Q4.疲れやすく根気がない(はい) 2点
Q5.肌が荒れやすい(はい) 1点
Q6.スポーツをしている(はい) 1点
Q7.たばこを吸う(はい) 1点
Q8.ストレスが多いほうだ(はい) 1点
合計点が
・3点以下は青信号:心配なし
・4~6点は黄色信号:注意が必要
・7点以上は赤信号:食生活の改善、場合によってはサプリメントを
お医者さんへ行ってもどこも異常なくなんとなくしんどいという場合ビタミンやミネラルの「潜在的欠乏症」が考えられます。
一度ご自分でチェックしてみましょう!
30代~50代の働き盛りの男性に不足する方が多いようです。
もう少し詳しく見たい人は健康スペシャル 名医からのメッセージ
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投稿者 Dr.Michiko-Daimon : 18:49 | コメント (0)
2004年09月29日
葉酸が大腸がん予防に効果
今朝の新聞から
<葉酸が大腸がん予防に効果 九大、患者らの遺伝子解析>
ホウレンソウなど葉物野菜に多い葉酸と呼ばれるビタミンが、大腸がん予防に効果があることを九州大の古野純典(この・すみのり)教授(予防医学)らの研究グループが大規模な疫学調査で裏付けた。29日から福岡市で開催される日本癌学会で発表する。
古野教授らは、福岡県内の医療機関8施設に入院した大腸がん患者685人と、一般住民778人について、体に取り込まれた葉酸の変化に関係する遺伝子を解析した。
葉酸は体内で次々と形を変えていくが、その過程で遺伝子を安定させる物質になる段階がある。がんは遺伝子異常で起きるため、葉酸がこの物質の形で多くとどまるほどがんが起こりにくくなる。この物質のままとどまりやすい程度には遺伝子の特定部位の型によって個人差があり、とどまりやすい型の人は一般住民で17・1%いたのに対し、患者では12・4%とやや少なかった。
さらに、年齢差や飲酒習慣などを考慮して計算すると、とどまりやすい人はとどまりにくい人に比べ、大腸がんになるリスクが60%程度と低かった。ただし、とどまりにくい人でも葉酸の摂取量を多くすれば、この物質を増やすことができる。
葉酸が大腸がん予防に有効との指摘は既にあったが、今回の研究でそれが裏付けられた。
古野教授は「生まれ持った遺伝子の型が病気の起こりやすさを決めると思われがちだが、食べ物などの環境要因も大きい。成人に必要な葉酸摂取量は1日0.2ミリグラムとされるが、0.4?0.5ミリグラムぐらいが良いのではないか」と話している。
ますます食べ物が大事なことがよくわかrますね。
投稿者 Dr.Michiko-Daimon : 23:55 | コメント (0)
2004年09月28日
毎日魚を食べれば乳がん抑制
昨日の新聞に「毎日魚を食べれば乳がん抑制」と言う記事がありました。
魚を毎日食べる人は魚をあまり食べない人より乳がんになるリスクが40%も低いことが、文部科学省の研究班が約25000人を対象に行った調査でわかりました。
40代から70代の女性25000人を7年半追跡調査しています。
そのうち127人が乳がんを発症
魚の摂取量が少なく週2回以下のグループの発症率を1とすると
毎日食べるグループは0.57と約40%も低かった。
青魚に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)は記憶力の向上などが注目されていますが、乳がんの発生を抑える可能性が動物実験で確かめられています。そのことが今回のデーター分析で裏付けられました。
投稿者 Dr.Michiko-Daimon : 18:16 | コメント (0)
2004年09月27日
イチョウ:Ginkgo
☆イチョウ:Ginkgo
学名:Ginkgo biloba L.
作用:功酸化作用
血流改善作用
血流増加作用
PAF(血小板活性化因子)阻害作用
虚血状態に対する抵抗力増加
精神安定
推奨量:1日120mg(症状に応じて240mgまで増量することあり)
副作用:まれに胃腸障害、頭痛、アレルギー性皮膚炎
ただしイチョウの現葉にはごく少量しか有効成分が含まれないので効果はなく、50ポンドのイチョウが1ポンドに加工濃縮された抽出物になって効果を示す。
【成分】
フラボノイド
テルペノイド
【生理活性機能】
★PAF(血小板活性化因子)阻害作用
PAFは血管内非細胞、白血球、マクロファージに存在する。
これらの細胞が刺激をうけると細胞膜から遊離される物質です。
血小板凝集、好中球からのアレルギー起因物質の放出、活性酸素の放出、微笑血管の透過性の亢進を誘発し、情報伝達物質として働き、血栓形成・アレルギー反応・炎症・気管支収縮・脳循環系の機能障害を引き起こします。
ギンコライドB(テルペノイド)に強い抑制作用あり
★抗酸化作用
酸化ストレスに夜血小板凝集にたいして、特異的阻害効果を示す
★血液循環改善
うさぎ大動脈内皮からのプロスタサイクリンと内皮細胞由来弛緩因子の遊離を刺激する。
プロスタサイクリンは強い血小板凝集抑制作用と血管拡張作用があり血流増加をもたらします。
カテコールアミンの遊離促進や分解阻害により、血管壁の緊張を維持する
★脳代謝改善
虚血マウスにおいて、グルコースの消費を増加させ、脳代謝を改善する
★神経伝達物質にたいする効果
老齢ラットの海馬のムスカリンリセプター(アセチルコリン受容体のサブタイプ)を増加させる。
ムスカリンリセプター結合能の低下は、年齢と相関する認識能障害と関連していると考えられている
【臨床試験】
★脳機能障害の改善
めまい・耳鳴り・頭痛を著明に改善させる
★痴呆の改善
脳血管型痴呆、アルツハイマー型痴呆の両方に効く
★うつ症状の改善
モノアミンオキシダーゼの阻害効果が報告されている
★記憶改善
痴呆症患者の注意力記憶力低下を改善する
健常人に大量投与すると、脳はのα波が増加し記憶力を増大させる
★動脈硬化の予防
LDLの酸化反応を予防して動脈硬化を防ぐ
★糖尿病への効果
糖尿病ラットにおいて、心虚血再還流後に発生する活性酸素や寝室細動の発生を抑制する
★末梢循環障害の改善
ヨーロッパでは間欠性跛行に処方される
間欠性跛行とは、血液循環の不全のため、下肢骨格筋への血液循環が滞り、しびれて歩行困難になる病気のこと
参考までに厚生労働省 ↓
イチョウ葉エキスの有効性および安全性
♪脳代謝を亢進し痴呆の改善作用あり、欧州では医薬品として利用されています
投稿者 Dr.Michiko-Daimon : 23:42 | コメント (0)
アロエ:Aloe
☆アロエ Aloe
学名:Aloe forex Miller
別名:ケープアロエ
アロエベラ
キュラソーアロエ
キダチアロエ
有効成分:1,8ハイドロキシアントラセンに瀉下〈便通を促す)作用があります
適用:便秘
禁忌:腸に通過障害がある時
クローン病のような腸の炎症性疾患があるとき
原因のわからない腹痛
12歳以下の子供
妊娠中
副作用:
消化器にさしこむような痛みがあるときは、減量する
長期連用すると、電解質バランスが崩れる
(カリウム欠乏、アルブミン尿、血尿)
カリウム欠乏は心機能を障害し、筋力の低下を引き起こすので、ジキタリスや利尿剤、コルチコステロイドを併用している時には注意を要す
推奨量:ハイドロキシアントラセンとして20~30mg
生理活性:
瀉下作用
実験的胃潰瘍の発生を抑制する
インドメタシン胃潰瘍を抑制する
アロエ軟膏は熱傷、凍傷、皮膚感染症、皮膚炎、湿疹、創傷に効果あり
<その他>
抗菌作用:ピロリ菌の発育を抑制する、MRSAの発育抑制
抗ウィルス作用:単純ヘルペスウィルス1型、2型
帯状疱疹ウィルス
インフルエンザウィルス
「アロエの臨床効果は実証されていない」という論文があります
〔独ウィースバーデン〕 近年,アロエ商品がブームで,さまざまな症状や疾患に効果があり,癌に対しても有益であると言われているが,実際はどうなのか。ウルム大学病院(ウルム)薬理毒性自然療法研究所のVanessa Sterk博士によると,臨床的にはその有効性と安全性は実証されていないという。
下剤としても安全性に懸念
アロエはユリ科に属する植物で,約300種類が存在する。そのなかで,有効成分が含まれ,製剤になりうるのはアロエ・ベラ(アロエ・バルバデンシス,キュラソウ・アロエ)と,南アフリカ原産のアロエ・フェロックス(アロエ・カペンシス,ケープ・アロエ)である。
キュラソウ・アロエやケープ・アロエなどの製品は,ダイオウ根茎やセンナ葉と同じヒドロキシアントラキノン系の生薬に分類され,薬局では下剤として売られている。特徴的な有効成分はアロインやアロエ・エモジンといったヒドロキシアントラセン誘導体で,葉の表皮に存在する。このため,肉厚な葉を圧搾し,その茶色のアロエ液を蒸発乾燥させるか,または自然乾燥させたものが製品となる。
ヒドロキシアントラキノン系生薬の緩下作用は数多くの研究で実証されているが,ヒドロキシアントラセン誘導体に関しては,遺伝子毒性や発癌性の可能性を示唆するデータもあり,今後は便益性とリスクのバランスを考慮していかなければならないだろう。
一方,アロエジェルはアロエ液とは異なり,アロエ・ベラや他のアロエ種の葉の表皮を除去して葉肉を圧搾または抽出し,安定させるために保存料を添加する。このため,本来は,使用直前にアロエ・ベラの葉からジェルを抽出するのが理想的だ。アロエジェルは濃縮物や凍結乾燥エキスとして市販されているものがほとんどである。その成分は“アロエ・ベラ”と表示されていることが多いが,主成分は水で,アセマンナンなどの多糖体やアミノ酸,脂質,ルペオールなどのステリンが含有されている。ジェルには,アロインのようなヒドロキシアントラセン誘導体が含有されていてはならないため,メーカーサイドでその確認試験が行われているが,信頼性のある分析法で実証されていることはまれである。
圧迫潰瘍や放射性皮膚炎には無効
アロエジェルは,化粧品では保湿成分としてクリームやボディローション,シャンプー,日焼け止め剤などに添加されている。また,民間薬として,特に擦過傷や火傷に対して局所的に用いられている。アロエジェルには抗炎症作用があり,創傷の治癒を促進することがin vitro,in vivo両試験で確認されている。しかし,臨床比較試験では,その有効性はほとんど実証されなかった。例えば,圧迫潰瘍の治療でアロエジェルを補助的に用いても,治癒が早まることはなかった。また,照射療法で予防的にアロエジェルを使用しても,照射療法後の放射性皮膚炎を軽減することはできなかった。
ここ数年来,アロエジェルをベースとした高価なサプリメントや栄養ドリンクの売上高が上昇している。含有成分の含量や組成表示を見ると,お粗末なことが多いが,アロエ・ベラは“薬用植物の女王”として賛美され,さまざまな用途が魅惑的にうたわれている。例えば,アロエ・ベラジュースを定期的に摂取すると,体調不良をはじめ,関節炎や喘息,神経障害,更年期障害,高血圧,甲状腺障害,腎結石,癌にも有益とされている。
アロエブームにまどわされず,臨床試験でアロエが治療にどの程度重要な役割を果たすのか明確に定義できるようになるのは,まだ先のことになりそうだ。
投稿者 Dr.Michiko-Daimon : 23:30 | コメント (0)
メラトニンで偏頭痛が軽減
今注目されている健康食品です。
日本ではまだ販売されていません。
アメリカではすでに販売されています。個人輸入などで時差ぼけなどに利用している人はいるようです。
まだ安全性は確かではないと聞いています。
メラトニンで片頭痛の頻度と症状が軽減 すると言う文献を見ました。
メラトニンで片頭痛の頻度と症状が軽減
[英語原文へ]
提供:Medscape
慢性片頭痛の患者ではメラトニンでtriptan服用量も減少
Laurie Barclay, MD
Medscape Medical News
Reviewed by Gary D. Vogin, MD
【9月9日】慢性片頭痛患者において、メラトニンで頭痛の頻度と症状が軽くなり、triptan服用量も減少したというオープンラベル試験の結果が、『Neurology』8月24日号に掲載された。
「頭痛疾患にはメラトニンの分泌と松果体の機能が関係しているというデータが増えつつある」とアルバート・アインシュタイン・イスラエル病院(ブラジル、サンパウロ)のM. F. P. Peres, MD PhDらが記している。「群発頭痛、前兆を伴う片頭痛と伴わない片頭痛、月経性片頭痛、慢性片頭痛においては、メラトニン濃度に変化があることが判っている」。
対象となった患者は、試験開始期間のスクリーニングにおいて国際頭痛学会(HIS)の前兆を伴う、もしくは、伴わない反復性片頭痛の診断基準に合致した患者40例である。そのうち、試験開始期間中に頭痛を起こさなかった患者が3例、追跡調査時の評価から漏れた患者が3例いた。毎日続く慢性頭痛、不眠、顕著な睡眠衛生問題を有している患者は、今回の試験への募集の前3カ月以内に予防治療を受けていたと見なして、除外した。試験参加者の片頭痛発作の1カ月あたりの平均回数は2回から8回であった。
メラトニンによる予防的治療(就寝30分前に3 mg)を開始した患者34例(女性29例、男性5例)のうち、1カ月間の試験開始期間と3カ月間の治療期間の計4カ月間の試験を完了した者は32例であった。試験を通じて被験者は試験日録をつけた。また、triptan、エルゴタミン製剤、非ステロイド性抗炎症薬、鎮痛薬の使用は必要に応じて継続した。
試験を完了した患者32例のうち、頭痛の頻度が試験開始時の半分以下に減ったものが25例(78.1%)おり、8例(25%)は頭痛が消失した。3カ月間の治療以降に頭痛が増悪した患者はいなかった。頻度の減少幅が75%よりも大きかった患者は7例(21.8%)、50%から75%の間であった患者は10例(31.3%)であった。
1カ月あたりの頭痛の平均頻度はメラトニンによって、試験開始時の7.6±3.2回から、1カ月後の4.4±2.5回に、そして3カ月後には3.0±3.1回に減少した(p<0.001)。頭痛の平均強度は、0-10点評価で試験開始時の7.4±1.3から、1カ月後の5.5±1.9、そして3カ月後には3.6±2.7に減少した(p<0.001)。頭痛の平均持続時間は、19.8±19.8時間から1カ月後の10.2±13.4、さらに3カ月後には8.8±12.4に減少した(p<0.001)。
患者の報告では、1カ月後までに臨床症状が顕著に改善した。その他の便益としては、鎮痛薬とtriptanの全体的な服用量が減少し(p<0.001)、月経性片頭痛が減少した。性欲が増大したことを自発的に報告した患者が3例いた。この試験から脱落した患者は2例であり、うち1例は過度の不眠のため、もう1例は脱毛症のためだった。体重に有意な変化は見られなかった。
「今回の試験は、片頭痛の予防におけるメラトニンの有効性を検討した初めてのものである」と著者らは記述している。「今回の小規模な片頭痛患者群においては、メラトニンは1カ月あたりの頭痛の回数を減少させるのに効果があった。対照試験を行なうべきだと思われる」。
出典
Neurology. 2004;63:757
Medscape Medical News 2004. (C) 2004 Medscape
投稿者 Dr.Michiko-Daimon : 23:03 | コメント (0)
メラトニン(不眠症)
★不眠症
<いろんなタイプがあります>
入眠障害:寝付けない
中途覚醒:途中で目が覚めてしまう
熟睡障害:ぐっすり眠った気がしない
早朝覚醒:早朝に目が覚めてしまう
※自分がどのタイプか考えてみる
<睡眠障害の原因>
緊張することがあって眠れない
→眠ることに自信がなくなる
→また眠れないのではないかと不安になる
その結果ますます眠れなくなってしまう
睡眠に対するこだわり(睡眠時間は8時間必要などというような)がよくないと言われています。
<睡眠障害を防ぐために>
音楽を聴く
読書をしたりテレビを見る
ストレッチをする
香りでリラックス(アロマセラピー)
自律訓練法も効果絶大です
<体内時計について>
体内時計とは「生物時計」とも呼ばれます。
人間や高等動物の睡眠と覚醒には約1日を周期とするリズム(概日リズム)があります。
その概日リズムを生み出す生体内機構の中枢(生物時計)として働いているのが、脳の深部にある視床下部のうちで視神経交叉部のすぐ上にある「視交叉上核」というところです。
この視交叉上核から覚醒と睡眠の発現をもたらす神経機構へ伝えられ、神経活動によって睡眠と覚醒の概日リズムが生み出される仕組みになっています。
私たち生物は海のなかから発生しました。だからミドリムシのような単細胞の生物から哺乳動物まで、私たちの生物時計は潮の干満と同じ約25時間という内因性リズムを持っています。
睡眠・覚醒、活動・休止などの行動や認知などの高次脳機能のみならず、体温、血圧、脈拍といった自律神経系、コルチゾール、メラトニンなどの内分泌ホルモン系、免疫、代謝系などにも約1日を周期とする生体リズムを発現させ、人間や動物が1日の昼夜リズムに従って、効率よく、しかも快適に生活できるように調節する働きをしています。
さまざまな生体機能は夜と昼の環境に応じて変化するとともに、このような昼夜の環境が消失した条件でも固有の周期性を持って活動することが、実験で確かめられています。
しかし、25時間の周期では1日に1時間ずつずれていきます。
このようなずれを24時間の周期に合わせる働きは生物時計の同調機構とよばれています。
赤ちゃんがよく昼と夜さかさまの生活をすることがありますね。これはまさしく人間の25時間という生物時計のせいだと本で読んだことがあります。
このずれを正すように作用するのが、今注目をあびている「メラトニン」というホルモンです。
視交叉上核からの神経伝達経路は眼から入った光の信号が視神経を経て視交叉上核へ伝えられ、上頚神経節を経て、松果体に達する神経系路を持っています。
松果体でメラトニンというホルモンが産生され、血中メラトニン量は夜に高値を示し、昼間にはほとんど検出されません。昼間に光を14時間あびた後にメラトニンの産生は増加します。ですから昼の間にしっかり光をあびることが大切です。
このようにメラトニンは、昼間の明暗サイクルにより変化することから、内因性リズムを持つ生物時計に24時間の指標を与える働きをしています。
夕方から夜間にかけて血中メラトニン量が増加すると、視交叉上核と全身の臓器にあるメラトニン受容体に情報が伝えられ、夜間、休止した方がよい各臓器に生体変化を起こさせます。
脳では睡眠中枢を優位に働かせて睡眠を起こさせ、副交感神経を優位に保つことにより自律神経系を鎮静させ、代謝では同化作用を起こし、免疫系を賦活させるのです。
昼間に血中メラトニンが低下、消失すると脳の覚醒中枢が優位になり、目覚めて活動し、自律神経系においても交感神経系支配が優位となり、内分泌系機能もそれに適した状態がつくられるのです。
胎教教室で少しメラトニンについてお話することがあります。胎児に日周リズムができるのは、受精後24週から30週の間であることが確認されています。
母体内の赤ちゃんは母親のリズムの影響下にあるので、胎児に生物時計が存在するかどうかについては結論はでていません。
けれども、妊娠中もお母さんが規則正しい生活をしたほうがよさそうな気はしますね。
参考図書:大月書店「生物時計の謎をさぐる」ジョン・D・パーマー著
<不眠を解消するアロマセラピー>
♪真正ラベンダーの芳香浴
ティッシュペーパーを4つ折にして、4~5滴ラベンダーの精油をたらします。これを枕の下に入れるか、またはディフューザーまたはアロマポットを用いても良い。
昨年のアロマセラピー学会関西地方会で聞きました。ティッシュには少し多い目の4~5滴使用したほうが良いこと、これで老人病等の入眠剤の使用がずいぶん少なくなるそうです。
ハーブの本を読んでいると、ドライハーブを袋に詰めて枕の下に入れておく方法もあります。こちらはドリームピローと夢のある名前が付いています。
♪その他イランイラン、プチグレン、カモミール・ローマン、レモン・バーベナなど不眠に効果のある精油
このような精油を芳香浴してもかまいませんし、2~3%濃度でオイルを作ってマッサージするなり、みぞおちに塗布しても良い
投稿者 Dr.Michiko-Daimon : 22:47 | コメント (0)
脂肪分を体内で包み込むダイエット食品に効果なし
「脂肪分を体内で包み込んで、便と一緒に排せつする」とうたう9種類のダイエット食品に、宣伝通りの明確な効果はないことが14日までに、国立健康・栄養研究所の動物実験で分かった。実験を依頼した厚生労働省は、誇大広告を禁じた健康増進法に違反する可能性もあるとして、行政指導を検討している。
(共同通信社 9月14日より)
ダイエットブームが広がり、劇的な効果をうたう食品が出回る中、成分と効果の因果関係がはっきりしない食品が目立つため、消費者に客観的な情報を提供しようと動物実験に踏み切った。
実験の対象は、摂取すると体内で脂肪分を包み込み、便と一緒に排せつすることでダイエット効果があるとうたう市販の9種類の商品。ネズミの餌に混ぜ、3週間摂取させて効果を調べた。
ふんを分析した結果、商品を使わなかったネズミのふんより脂肪分が少し多く含まれるようになるものはあったが、脂質の98%以上は体内で消化吸収されており、体重の増減に明確な差はなかった。いずれも通常の摂取方法では、ダイエット効果が認められないと結論づけた。
厚労省は、広告で消費者に誤解を与えないようホームページで注意を呼びかけるとともに、業者の広告が誇大な内容や紛らわしい表現など不適切な場合は、是正するように指導する方針。
実験の結果は、10月1日から大阪市で開かれる日本臨床栄養学会で発表される予定。
【編注】9商品の具体名は明らかにされていません
日本臨床栄養学会には行きたいと思っています。
行けたら、新しい知識をまたご報告できると思います。
投稿者 Dr.Michiko-Daimon : 21:49 | コメント (0)
2004年09月26日
Very Low Calory Diets の文献もらいました
マイクロダイエットについて問い合わせたちところ、サニーヘルス社様から試供品とともにさまざまな文献を届けてくださいました。
肥満の治療には画期的な商品であることがよくわかりました。
医師から減量を指示されている人は試してみる価値があるようです。
いろいろ読んでみると、肥満外来ができそうな気がしてきました。
肥満が解消できたら性格も明るくなって仕事もうまくいくだろうにと思う患者様は大勢おられます。
そんな方には役にたつかなと思います。
今日はマイクロダイエットの元になるジャクリーヌ・ストーディ博士の論文を送ってもらったので訳してみました。
Very Low Calory Diets Shuld Be Used
R.J.Stordy
Dept. of Biochemistry ,University of Surrey,Guilford,Surrey,UK
International Journal of Obesity 1989;13,141-143
<体重減少>
治療期間に比例して体重は減少します
女性は1.5~2kg/week
男性は2.5kg/week
Kirschnerの報告によると平均体重減少は
女性31kg
男性30kg
66%の男性と49%の女性が18kg以上の体重減少した
他の平均的な方法では平均的体重減少は7kg、
20kg以上の体重減少に成功するのは10%に過ぎない
<体重減少による効果>
Kirschnerの4000症例からの検討によると
高血圧:71%に血圧低下、12%は正常化、17%は体重減少後も高血圧遺存した
糖尿病:8%の人が糖尿病に罹患していたが、
血糖降下剤を使用していた人は中止することができ、
インシュリンを使用していた人は87%が中止できた、インシュリン濃度が10%減少した
高脂血症:コレステロール値も中性脂肪も
70%は正常化、
20~25%は低下したが正常域までは低下せず
これほど多くの患者に効果のある方法は他にはみたことがありません。VLCDは体重を減少させるとともに、患者にメリットをもたらします。
<安全性>
しかし安全なのでしょうか?
VLCDには健康や生命に対してリスクの事実はみあたりません。
証明することは難しいですがさまざまな報告があります。
※10000例のVLCD使用者で、死亡率が減る
※1986年第5回International Congress on Obesty(Mount Sinai Hospital)
4170例のうち9例の死亡者がありました
2例は事故死
4例は冠疾患
1例は心内膜炎
1例は自殺
1例は原因不明
※原因不明の死亡例は他にもあるが、使用者には死亡率が減少する
※世界中で20000人が使用しているが障害は報告されていない
※The Center for Disease Control in USAにも障害の報告はない
<副作用は>
知られている副作用は起立性低血圧・急性甲状腺腫・一時的脱毛
これらはごく少数の者におこるだけで、体重減少のメリットのほうが大きい
<VLCD使用後に何か影響はあるのか?>
VLCDに引き続き受けた、冠動脈バイパス手術と乳房の手術には影響はなかった。
VLDC治療後の妊娠には影響はなかった
<体のどの部分が減少するのか>
脂肪組織のみが減少し筋肉がやせたりするものではない
<急激にやせても問題はないのか?>
ラットの実験でVLCDで急激に体重減少させた場合と、運動でゆっくり減量した場合を比較
脂肪の減少は同じであった
<体重減少は永久的かどうか?>
何らかのフォローアップは必要
<禁忌:してはいけない人>
やせている人
妊娠
子供
高齢者
投稿者 Dr.Michiko-Daimon : 11:24 | コメント (0) | トラックバック(1)
2004年09月15日
妊娠と薬
☆妊娠と薬☆
妊娠中にはむやみに薬を飲まないように注意しましょう。
妊娠と気づかず飲んでしまい、心配する方がおられます。
最近は世相を反映した相談が多いです。ダイエット食品やニコチンガム、精神安定剤、一番心配したのはドラッグです。幸いなことに受精前の服用で常用していたわけではなく1回だけの火遊びでした。
薬の妊娠への影響については、虎ノ門病院の計算のしかたが、わかりやすいと思いますので、ご紹介します。
<虎ノ門病院の基準>
東京の虎ノ門病院では、妊娠中における薬の危険度を独自に評価し点数化しています。
添付文書やFDAの基準は、治療上の重要度が配慮された処方判断基準となっていますが、虎ノ門病院の基準は薬の危険度だけに注目して評価しています。
分類にあたっては、疫学調査を重視し、次いで症例報告、動物実験(生殖試験)の順で重みづけされています。
さらに、服用時期が点数化され、これらの積による総合的な危険度の評価が可能となっています。
※薬剤の催奇形危険度評価 ※服用時期の催奇形危険度評価
★点数(A) 評 価 条 件 ★
【0点】
◇疫学調査で催奇形の傾向はない、およびヒトの催奇形を肯定する症例報告はない。および動物生殖試験は行なわれていないか、または催奇形は認められていない。
◇または食品としても使用されているもの
【1点】
◇疫学調査は行われていない、およびヒトでの催奇形を肯定する症例報告はない。および動物生殖試験は行なわれていないか、または奇形は認められていない。
◇または局所に使用するものおよび漢方薬
【2点】
◇疫学調査は行われていない、およびヒトでの催奇形を肯定する症例報告はない。しかし動物生殖試験で催奇形の報告がある、または否定と肯定の報告があり優劣がつけ難い。
【3点】
◇疫学調査で催奇形を示唆する報告と否定的報告があり、どちらかといえば否定的。および動物生殖試験で催奇形の報告があるがその結果ヒトでの催奇形はあるとはいえない。
◇または疫学調査は行なわれていないが、ヒトでの催奇形の症例報告がある、または否定と肯定の報告があり優劣がつけ難い
【4点】
◇疫学調査で催奇形を示唆する報告がある、または否定と肯定報告があり、どちらかといえば肯定的。
◇疫学調査で催奇形を示唆する報告と否定的報告があり、どちらかといえば否定的、または疫学調査は行われていない、および人での催奇形に関する信頼性の高い症例報告が複数ある。
【5点】
◇疫学調査で催奇形があると確定的に考えられている。
◇または動物生殖試験の結果、ヒトにも催奇形があると確定的に考えられている。
★点数(B) 最終月経開始日からの日数 ★
0点 0~27日目 無影響期
5点 28~50日目 絶対過敏期
3点 51~84日目 相対過敏期
2点 85~112日目 比較過敏期
1点 113日~出産日まで 潜在過敏期
※ 一部のホルモン系薬剤などは過敏期の補正が必要です。
※催奇形危険度総合得点(C) = 薬剤の危険度点数(A) × 服用時期の危険度点数(B)
★総合得点(C) 判定 患者への説明 ★
【0~6: 無影響】
・薬剤による胎児への催奇形性は、全く考えられない。胎児に奇形が起こる確率は薬剤を服用しなかった人と全く同じである。
【7~11: 注意】
・薬剤による胎児への催奇形性は、皆無とはいえない。しかし、胎児に奇形が起こる確率は薬剤を服用しなかった人と全く同じかそれとほとんど差はな い。
・ 薬剤が市販後間もない新薬であったり、ヒトでは否定的であるが一部の動物実験で催奇形作用が報告されているために安全といいきれないだけで、まず安全と考えられる。
【12~19 :警戒】
・胎児への催奇形性の可能性はあるが危険性は低い。薬剤を服用していない場合に胎児に奇形がある確率を1%とすると、この危険性が2~3%程度になるかもしれない。
・専門家は人工妊娠中絶を考慮する対象になるとは考えない。
【20~25: 危険】
・薬剤の服用によって胎児に奇形がある可能性は服用しなかった場合と比較して明らかに増加する。
・これを理由に人工妊娠中絶が行われたとしても、一部の専門家はその判断が根拠のないものとは考えない。
[佐藤孝道ら:実践 妊娠と薬'92、日本医師会雑誌 124-7, 2000]
<胎児に影響を及ぼす薬物>
全身麻酔剤:あざらし症
クロルプロマジン:神経系異常
アスピリン:骨異常
フルイトラン錠:血小板減少
レセルピン:意識障害
副腎皮質ホルモン:副腎退行現象
女性ホルモン:水頭症
男性ホルモン:女児男性化
甲状腺ホルモン:発育異常
抗甲状腺剤:化骨形成遅延
サルファ剤:高ビリルビン血症
イソニアジド:股関節脱臼
PAS:高ビリルビン血症
インスリン:精神薄弱児
ストマイ、カナマイ:聴力障害
クロラムフェニコール:灰色症候群
テトラサイクリン:骨発育障害
エリスロマイシン:体重減少
マイトマイシンC:発育障害
エンドキサン:四肢・口蓋の奇形
ビタミンA:水頭症(動物で)
ビタミンD6:口蓋裂(動物で)
ビタミンD:硬脳膜裂
症状については代表的なものだけを記載
<男性に与薬された胎児に及ぼす薬剤の影響>
理論的には、薬剤の影響を受けた精子は受精能力を失うか、受精してもその卵は着床しなかったり、妊娠早期に流産して消失します。
出生に至る可能性があるとすれば、染色体異常か遺伝子レベルの異常で、いわゆる催奇形のような形態的異常は発生しません。
また薬剤の影響があるとすれば、精子形成期間はおよそ74日とされていますので、受精前約3ヶ月以内に与薬された薬剤です。
射精の直前にはすでに精子となって蓄えられていますので受精の1~2日前に服用した薬剤の影響はむしろ考えられません。
男性側に与薬された薬剤の影響に関するデータはあまりありませんが、女性側とは異なり、抗癌剤でさえ、胎児に及ぼす影響はほとんどないと考えられています。
ただし次の薬剤では、催奇形が指摘されていますので注意して下さい。
●チガソン(角化症治療剤)、
●コルヒチン錠(通風発作・高尿酸血症治療剤)、
●グリセオフルビン錠(皮膚糸状菌による白癬、黄癬、渦状癬治療剤)
{参考文献}薬事 1994.3
投稿者 Dr.Michiko-Daimon : 00:16 | コメント (7)
2004年09月14日
マイクロダイエット
検診にきた患者様に尋ねられました。
「妊娠5週くらいにダイエットの食品を食べていたのですが、心配はいりませんか?」
「マイクロダイエットのことですか」
ときくと、やはりそうでした。
よほどはやっているらしく、患者様からよく聞くダイエット食品です。
マイクロダイエットのホームページによると、
<マイクロダイエットにはWHO(世界保健機関)の栄養基準を満たした約50種類の成分がバランスよく配合されています。だからお肌もイキイキしてくるのです>
含まれる内容で記載されているものは
蛋白質 21.5g
カルシウム 380mg
ビタミンA 350μg
ビタミンB1 0.9mg
ビタミンC 43.3mg
ビタミンE 4.4mg
鉄 6.7mg
マグネシウム 116mg
カリウム 700mg
妊娠中の栄養所要量を見ても、特にビタミンが過剰ということはありません。
脂溶性ビタミンであるビタミンAは過剰に摂取すると、胎児の中枢神経系の発達に影響を及ぼします。
その他の含有物質はホームページには記載されていないのでわかりません。
食品と考えるなら、妊娠初期に飲んでも差し支えはないはずですが、
患者様がメーカーに問い合わせたところ、心配は要りませんという返事だったそうです。
ホームページでは「妊娠中・授乳中の場合、通常の栄養に加えて赤ちゃんの分まで必要となるため、おすすめしておりません。減量が必要な場合は、医師や専門医にご相談ください。」というコメントがついています。
サニーヘルス(株)に問い合わせてみました。
「妊娠中に服用してしまったが生まれた赤ちゃんはどうもなかった」というような症例報告や文献はないのかたずねてみましたが、そのような事例は把握しておらず、文献もないということでした。
こういう事実があれば少しでも安心できるかなと思って聞いてみましたがだめでした。ただ妊娠と気づかずにない服している人も多分あるはずですから、もう少し会社で事実を把握する努力はしてもいいのではないかと思いました。
肥満妊婦のダイエットに使用できないかという相談もあるようですが、まだお話の段階です。
投稿者 Dr.Michiko-Daimon : 20:36 | コメント (0)
お勉強本とお勉強サイト
このサイトを作成するのに参考にしている書籍をご案内します。
<参考図書>
・サプリメントガイドブック 大濱宏文、池田秀子、松井静雄/共著
CMPジャパン株式会社
・サプリメントアドバイザー必携
・機能性食品素材便覧―特定保健用食品からサプリメント・健康食品まで.清水俊夫 薬事日報社
・The Complete German Commission E Monographs.
ハーブの有効性や安全性にもとずきCommisionEが治療用植物として認定しているハーブを収載しています
・Pdr for Nutritional Supplements (PDR FOR...
栄養補助食品に関する医師むけ手引書
・Pdr for Herbal Medicines (PHYSICIAN'S...
ハーブに関する医師むけ手引書
<参考にするサイト>
・ 「健康食品」の安全性・有効性情報
国立健康・栄養研究所の健康食品のデータベース
・Natural Medicines Complehensive Database
健康食品に関するデータベース
有料ですがとても充実しているのでまずここで調べることが多いです
・Pubmed
米国国立図書館の文献データベース
・Med Watch
米国食品医薬品局(FDA)の食品や医薬品の安全情報に関するプログラム
