ラズベリーリーフ Raspberry leaf
有効成分:タンニン
フラボノイド
ビタミンC
立証はされていないが、胃腸障害、呼吸障害、循環障害などに使う
インフルエンザ、発熱、糖尿病、ビタミン欠乏症、発汗薬、利尿薬、胆汁産生の促進に使われ
“purification of skin and blood”といわれます。
局所的には、口腔や咽頭の炎症や皮膚の発赤や炎症に使用します
民間療法で分娩を和らげるために利用される
過敏な子宮を鎮静する妊娠強壮薬として知られている
子宮筋を弛緩させる化学物質が分離されています
つわり
流産予防
分娩
月経前症候群
月経困難症
下痢(タンニンをたくさん含むので)
畜産では繁殖能を高めるために雄用の飼料にラズベリーリーフを加える
不妊症の男性に効果があると考えられる
<安全性>
食品として利用するのは安全
治療量を使用(経口的にも局所的にも)してもほぼ安全
妊娠中:管理者の下に治療目的で摂取しても安全
子宮を収縮させたりエストロゲン様作用があるので、必ず管理者の下で使用すること
授乳中:通常量は安全だが、多量に使うべきではない(信頼できる情報がないので)
<効果>
Parsons M, Simpson M, Ponton T. Raspberry leaf and its effects on labour: safety and efficacy.J Aust Coll Midwives 1999;12:20-5.
Westmead Hospitalで108名の妊婦にラズベリーリーフを使用して、効果を比較している。母子ともに異常はなく、人工破膜、帝王切開、鉗子分娩、吸引分娩の率が少なくなると報告している。
Simpson M, Parsons M, Greenwood J, Wade K. Raspberry leaf in pregnancy: its safety and efficacy in labor. J Midwifery Womens Health 2001;46:51-9.
ラズベリーリフのメディカルハーブ(2×1.2g/日)を妊娠32週から内服し比較検討している。分娩第2期が短縮し、鉗子分娩の頻度が減少するが、対照群と有意差はなかった。メディカルハーブの使用量の問題かも知れないが、更なる検討が必要と結論している。
<作用のメカニズム>
■タンニンをたくさん(13?15%)含むので、アストリンゼント効果がある。
タンニンは毛細血管を収縮させ、血管の透過性が減少し抗炎症効果を示す
■平滑筋に対する作用はさまざまで、人に使った場合、濃度が低いと子宮が収縮し、濃度が高いと鎮痙作用を示し収縮が低下する。ラズベリーリーフは緊張した筋肉をほぐし、リラックスした筋肉を収縮させる。
■エストロゲン様作用がある
<他のハーブやサプリメントとの競合>
タンニンがミネラル(鉄・カルシウム・マグネシウム)の吸収を減少させる
<薬との競合>
タンニンが抗うつ剤、トランキライザー、睡眠剤、精神安定剤の吸収に変化を与えるかも知れない
<禁忌>
エストロゲン様作用があるのでエストロゲン依存性腫瘍(乳癌、子宮癌、卵巣癌、子宮内膜症、類線維腫)には使用禁止
<推奨量>
240mlのお湯に2gのハーブを使用し5分間浸出させる
150mlの熱湯に1.5gのハーブを加え5分間浸出させ、1日6回飲む
水に2時間浸出させる
出産(陣痛の軽減)には32週以降2.4gのメディカルハーブを内服する
投稿者: Dr.Michiko-Daimon|投稿日:2004年09月30日 |パーマリンク |コメント (0)