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2004年09月30日

ペパーミント

☆ペパーミント Peppermint leaf
ドイツコミッションE承認

学名:Menthae piperitae folium
使用:消化器(胆嚢や胆管)の痙縮
禁忌:胆石がある場合には医師の診察後使用すること
   (時に痛みがひどくなることが在ります)
   新生児や乳幼児には使わないほうがよい
   (息苦しいような感じがすることがあります)
   妊娠中は通常量なら使用可,多量には飲まないこと
   (大量に摂ると通経作用が在るので出血することがあるます)
   授乳中にも飲まないほうが良い

副作用:なし
他の薬剤との競合:なし
推奨量:ハーブティーなら3?6g
作用:消化器の平滑筋を弛緩させる
   利胆作用
   駆風作用
有効成分:
◆メンソール:カルシウム拮抗剤と同じ消化器の平滑筋を鎮痙させる
◆フラボノイド:胆汁の産生を促す
◆アズレン:抗炎症作用、潰瘍を抑制する

<どんな時に利用されるか>
食欲がないとき
消化器の仙痛
ガスでお腹が張る時
胃腸炎
嘔気・嘔吐
つわり
風邪
月経困難症
下痢
頭痛、筋肉痛、神経痛、歯痛、口腔粘膜の炎症、バリウム使用時の鎮痙剤、虫除け
芳香浴では風邪のときに咳の痛みを緩和するのに使用されます。

<安全性>
GRASで安全と認められています。
ペパーミントオイルを医学的に経口および経直腸的な使用はほぼ安全
ペパーミントのハーブ(葉)に飲用は8週間まで安全、それ以上長期にわたる使用には安全性は?
ペパーミントオイルも長期にわたる安全性は?

ペパーミントオイルを多量に使用すると、間質性腎炎急性腎不全を起こすことがある
主成分のメントールの致死量は2-9g
子供は、8歳以上の子供に経口で医学的に使用するのは安全だが、新生児や小さな子供には安全ではない。舌の痙攣や呼吸停止を引き起こすこてがある。

<妊娠中>ペパーミントオイルを多量に使用すると通経作用があるので安全ではない
<授乳中>十分な情報がないので使用禁止

<効果>
・バリウムにペパーミントオイルを加えておくと、ブスコパンと同様の効果があり、レントゲン撮影中の腸管の収縮を防ぐ。また画像の質を損なうこともない。

・消化不良
キャラウェイオイルとともにペパーミントオイルを経口摂取すると、食べ過ぎたときの消化不良や胃腸痙攣を和らげます

・術後の嘔気防止に

・緊張性頭痛

<作用機序>
・風邪
ペパーミントオイルは唾液分泌を促進させるので、嚥下反射が亢進し、咳が楽になる
気管支の粘液分泌を減少させて、鼻粘膜の充血を防ぐ
・過敏性腸炎
ペパーミントオイルの鎮痙作用はカルシウム拮抗剤と同じように、胃腸の平滑筋を弛緩させることによる
また、カリウム脱分極によってひき起こされる反応を抑制するので過敏性腸炎の過度な収縮を防ぐと思われる。

・鼓腸 下部食道の括約筋を弛緩させて食道と胃の内圧を等しくして鼓腸を軽快させるので、よくげっぷが出る。(メントールは近位の腸管ですばやく吸収されて作用を及ぼす)

・ペパーミントの抽出物はヒスタミンの放出をふせぎ、アレルギー性鼻炎の症状を緩和する

・高濃度では肝障害を引き起こす
・雄の動物のテストステロンレベルを低下させ、精子形成を減少させる

<ハーブやサプリメントとの競合>なし
<薬剤との競合>
・制酸剤、H2ブロッカー、PPIs  ペパーミントオイルの分解を早める
・サイクロスポリン サイクロスポリンの代謝を抑制するのでサイクロスポリン濃度が上昇する
<食べ物との競合>食間に飲む
<検査データとの競合>
雄の動物のFSH、LHを上昇させる
雄の動物のテストステロンを減少させる。
ヒトではこの反応は知られていないが、ペパーミントティーを大量(1日4カップ)に摂取すると性欲が減退することは知られている。

<病気との競合>
下痢のときはペパーミントオイルの吸収が腸管の運動に影響を与え、ペパーミントの吸収が不十分になるため、高濃度のメントールが肛門の粘膜を刺激するので、肛門に灼熱感を感じる。

投稿者: Dr.Michiko-Daimon|投稿日:2004年09月30日 |パーマリンクコメント (1)

コメント

こんにちは。
過敏性腸炎で、病院に通っています。胃腸科では、「付き合っていくしかない」と言われたのですが、ひどくなるばかりなので、今は漢方専門の病院から処方してもらった漢方「桂枝人参湯」と「啓脾湯」を飲んでいます。インターネットでペパーミントオイルの事を知りました。試してみたいのですが、漢方との併用は大丈夫でしょうか?

投稿者: じゅんこ | 2005年09月22日 10:44

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